本ページでは、国際心理支援協会から提供しているアプリ take note の一般向けver.*に、2021年7月末に実装された機能である「コラム表」について、使い方をご案内します。
*take note はアプリをダウンロード後、初回に起動する際に「心理職・医師向け(専門家向け)」か「一般向け(クライエント向け)」かを選ぶことにより、使える機能が異なります。

コラム表とは、認知療法・認知行動療法の中でよく使われる「認知再構成法(コラム法)」という方法におけるツールで、多くはワークシート(紙上)に書いて行うものです。take noteのコラム表機能では、そのコラム表ワークシートをアプリ内で記入できるようにし、カレンダーと連動することで過去のコラム表を参照しやすいようにしました。

コラム表の使い方は、下記の動画(クリックするとYouTubeで開きます)で説明しておりますので、動画をご覧いただくか、動画の下にある文章をお読みください。

 

 

1.アプリを開き、カレンダータブをタップし、画面右下のプラスボタンを押します。

2.追加する項目の中から、コラムを選択します。

3.コラムは5コラムと7コラムとがありますので、「コラムを選択してください」というプルダウンメニューからお好みのものを選択します。5コラムとは、7コラムから「根拠」と「反証」の項目を省略した簡易版です。

4.「出来事を入力してください」の自由記述欄をタップすると、「例:あいさつをしたのに無視された。」と出てきますので、このように自分に嫌な気分を生じさせた出来事を入力します。

5.「気分とその度合いを入力」において、該当する「気分」*をプルダウンメニューから選択し、ゲージを0〜100の間で、その出来事のことを今思い浮かべたときに、どの程度その気分が出てくるか、数値で設定します。
*気分は3つまで選択できます。

6.「自動思考を入力してください」の自由記述欄をタップすると、「例:嫌われているんじゃないだろうか。」と出てきますので、このように自動的に出てきた思考を入力します。

7.「根拠を入力してください」の自由記述欄をタップすると、「例:あいさつに返事がなかったから。」と出てきますので、このように「自動思考に関する根拠」を入力します。

8.「反証」の自由記述欄をタップすると、「例:返事がなかったからといって、嫌われているとは限らない。こちらのあいさつが聞こえなかったのかもしれないし、逆に相手の返事が聞こえなかったのかもしれない。」と出てきますので、このように上記の「自動思考」と「根拠」に対する反証を入力します。

9.「適応的思考を入力してください」の自由記述欄をタップすると、「例:返事がなかったのは聞こえなかったのかもしれない。今度ははっきり目を見てあいさつするようにしてみよう。」と出てきますので、このように上記の「自動思考」に代わる適応的な(自分を守るためにより良い)思考を入力します。

10.「気分の変化とその度合いを入力」において、該当する「気分」*をプルダウンメニューから選択し、ゲージを0〜100の間で、その出来事のことを今思い浮かべたときに、どの程度その気分が変化したか、変化した後(通常は下がった後)の数値を設定します。
*気分は3つまで選択できます。

11.最後に「コラムを追加」するボタンをタップすると、カレンダーに入力した日のところに保存されます。

 

以上、コラム表の使い方でした。
もしカウンセリングに通っている場合、カウンセラーとともにコラム表を使ってみましょう。