みなさま、メリークリスマス!
ということで、国際心理支援協会は12月23日〜25日までクリスマス休暇をいただいております。
ただ、今回に限っては「公認心理師試験」に関する情報が、官報に掲載されたとのことで、本号版を臨時号のような形でお送りします。
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇
目次
1.公認心理師に関する情報
2.IPSA新着情報/心理学ニュース
3.研修会・講習会・ワークショップ等開催のお知らせ
4.臨床こぼれ話
5.役立ち豆知識
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇
1.公認心理師に関する情報
2019年12月23日付で、2020年試験ブループリントや試験委員が公表されました。
次回試験の試験日は、2020年6月21日になるとのことです。
試験委員は、試験を作成する委員のことですので、第1回・第2回試験でも試験委員の情報は役に立ちました。
詳しくは下記「3」で紹介していきます。
<官報>
https://kanpou.npb.go.jp/20191223/20191223h00158/20191223h001580010f.html
また、公認心理師試験出題基準である「ブループリント」も、令和元年版(とありますが、実質は令和2年度に行われる公認心理師試験対応)が、日本心理研修センターより公開されました。
<ブループリント>
—
日本心理研修センターからは、上記「ブループリント」だけではなく、受験の手引などに関してもホームページ上に公開されています。受験の手引が1月中旬より請求受付開始であることや、発送予定期間、受験申込期間など、第3回公認心理師試験を受験される方にとっては非常に重要なことが書いてありますので、該当の方はご熟読ください。
<受験の手引など>
—
以上、公認心理師試験の対策に必要な情報は出揃いましたので、来る2019年12月28日にウェブ上で行うプレ対策講座においては、これら分析から重点的に学ぶべきポイントを紹介します(詳しくはメルマガの「3」をご覧ください)。
2.IPSA新着情報/心理学ニュース
一般社団法人国際心理支援協会では、来年2020年が法人化5周年、カウンセリングオフィスとしては10周年となりますので、5周年/10周年を記念して、2020年4月以降に複数のビッグイベントを行う予定です。詳しくは1月中にメルマガやホームページ、ツイッター等でお知らせしてまいりますので、どうぞお楽しみに!
【再掲】
株式会社Cutting edge(国際心理支援協会の姉妹企業)が運営するIPSA心理学大学院予備校では、
「公認心理師試験対策標準テキスト」の改訂版(2020年2月上旬刊行予定)、「公認心理師試験直前対策2019」の改訂版(2020年2月下旬刊行予定)の執筆作業、公認心理師試験対策講座の準備(3に明記)などを鋭意行っております。
なお、一般社団法人国際心理支援協会、及び株式会社Cutting edgeは2019年12月29日~2020年1月5日までをお休みとさせていただきます。
3.研修会・講習会・ワークショップ等開催のお知らせ
【公認心理師試験対策講座】
公認心理師試験のブループリントと試験委員などが公表されたことを踏まえて、IPSA心理学大学院予備校からの標記講座についてのお知らせです。
12月28日(土) 試験で点数を取るためのコツ&心理学的学習法 講師:浅井伸彦
時間帯は11時~15時(昼休憩1時間と、適宜休憩あり)
公認心理師試験は国家試験ですので、複数の「試験委員」と呼ばれる大学教員をはじめとする先生方が作成しています。国家試験といえども、試験を作成しているのはそれぞれの専門分野を持った個人ですので、完全に客観的でまんべなく出題することはできません。
そこで、ブループリント(出題基準)だけでなく、試験委員の専門分野を捉えることが試験対策で勉強すべきポイントを押さえるのに大きなヒントとなります(第1回・第2回試験ではブループリントよりも役立ちました)。ですので、12月28日に行うプレ講座では、試験で点数を取るためのコツとして、試験委員についても触れていきたいと考えています。
これら情報によって、効率のいい学習ができることが期待できるでしょう。
【以下、再掲】 2019年内にお申し込みをされた方は、通常より割引料金にて受講いただくことが可能です。
詳しくはIPSA心理学大学院予備校のホームページをご確認ください。
会場(東京・大阪)受講
ウェビナー(オンライン)受講
[東京] 1日5時間、1日あたり17,820円(税込)[年内割] すべて、時間帯は10時~16時(昼休憩1時間と、適宜休憩あり)
1月12日(日) 心理支援と心理的アセスメント 講師:浅井伸彦
1月19日(日) 職責と精神医学等の医学 講師:浅井伸彦
3月20日(祝金) 基礎心理学と統計学 講師:八巻秀
3月21日(土) 関係行政論(5領域の法制度と実践) 講師:八巻秀
——————————————————-
2月15日(土)事例問題対策 講師:浅井伸彦
1月19日(日) 関係行政論(5領域の法制度と実践) 講師:小山秀之
2月1日(土) 心理支援と心理的アセスメント 講師:伊藤之彦
2月8日(土) 基礎心理学と統計学 講師:大浦真一
2月9日(日) 職責と精神医学等の医学 講師:伊藤之彦
——————————————————-
2月15日(土)事例問題対策 講師:小山秀之
2月29日(土) 心理支援と心理的アセスメント 講師:浅井伸彦
3月1日(日) 職責と精神医学等の医学 講師:浅井伸彦
3月20日(祝金) 基礎心理学と統計学 講師:八巻秀(東京会場から配信予定)
3月21日(土) 関係行政論(5領域の法制度と実践) 講師:八巻秀(東京会場から配信予定)
——————————————————-
2月15日(土)事例問題対策 講師:浅井伸彦(東京会場から配信予定)
→詳細については、こちらをご覧ください。
4.臨床こぼれ話
【カウンセリングでは、問題や症状について話さなければならない?】
最近、いくつか新しいカウンセリングのケースを持つことになりましたが、そのいずれのケースも
できるだけ問題や症状のことはじっくり聞かず(表面的なことは話されましたが)、むしろ好きなこと
や楽しいこと、例外的にうまくいっていることの話をすることが、関係性を作ることや症状を穏やかに
することに貢献しました。
特に親に連れてこられて来談した場合、子どもが問題や症状の話について話したくない場合も多いため、
まずは逆に楽しい話をすることが役に立ちます。ときに「あまり深くまでは話さないで」とセラピストの
方から止めることで、「あ、話さなくていいんだ・・・」と構えて来られた方が落ち着いて話すことが
できることがあります。
もちろん本人が、最初から辛いことを話したい時もありますが、辛いことは話せば話すほどすっきりする
わけではなく、話すことで思い出し、症状を悪化させることが多々あります。震災の際には、デブリーフ
ィング(同じ辛い思いをした人を集めて話し合いをさせる方法)にエビデンスがないので、本人が話した
い時に話すだけの方がいい、とされましたが、本人が「辛い話をしたい」場合においても、話して吐き出
すということがすぐさまカタルシス(浄化)につながるわけではないようです。
カウンセリングを行ういわゆる「カウンセラー」の役割は、まずは共感的に受け止め、傾聴していくこと
ですが、このようなことを考えると、単に傾聴してはいけない時も少なくないように感じます。
すぐに答えの出ることではありませんが、傾聴を専門性の一つとする私たち臨床心理士、公認心理師は、
毎回のカウンセリングの中でも常に気をつけることが必要だな、と感じています(文責:浅井)。
5.役立ち豆知識
【クリスマスの由来】
クリスマスは、キリスト教におけるイエス・キリストの誕生を祝う日です。サンタクロースの由来
は、ミラのニコラオスという人が、貧しくなってしまった商人の家に、窓(煙突とも)から金を投げ
入れ、そのことによってその商人の娘は売春をせずに済み、また正式に結婚式を行うことができたと
いう話からきているとされています。
フィンランドの北部にはサンタクロース村があり、サンタはそこから来ているとのこと。以前、初めて
フィンランドに行った際に、サンタと写真を撮ってもらいました。フィンランドでもらったプレゼント
は、オープンダイアローグという単なる心理療法にとどまらないアプローチでした。
こういうお互いに優しい気持ちが世界中で循環すればいいな、と思います。
今度、フィンランドに行かれる機会があれば、ぜひ一度寄ってみてくださいね!(文責:浅井)
■あとがき
昨年まで12月23日が天皇誕生日ということで祝日でしたが、今年からは平日なので不思議な感じですね。
国際心理支援協会では、アメリカ等諸外国と同じようにクリスマス休暇(happy holiday)として、
12月23日〜25日は閉室とさせていただいております。ご不便をおかけしますが、26日〜28日にはご対応
できますので、ご容赦のほどよろしくお願いいたします。
ご要望などございましたら、弊法人ホームページのお問合せフォームから、ご意見等お寄せいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人国際心理支援協会
メールマガジンを解除される場合は、以下のリンクから解除いただけます。
https://mail.omc9.com/del/pVnV/m/1178431/02g1eK/248274052