みなさま、こんにちは。
さきごろ、大阪万博の開催が決定されたようですね。
万博には否定的な意見も少なくありませんが、開催することに決まった以上、よりよいものとなってほしいものです。

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大阪・関西万博の開催目的(https://www.expo2025-osaka-japan.jp/purpose/
・国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)が達成される社会

・日本の国家戦略Society5.0※の実現
※ Society5.0 : 狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、5番目の新しい社会(超スマート社会)。
ICTを最大限に活用し、サイバー空間とフィジカル空間(現実世界)とを融合させた取組により、人々に豊かさをもたらす社会。
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万博の成功にむけ、上記のような広報も始まっているようです。
ところで、【Society5.0】とは何者なのでしょうか・・・?あとがきに続きます。

目次

1.IPSA新着情報/心理学ニュース
2.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ
3.学会年次大会情報
4.新しい心理療法、心理検査に関する情報
5.その他公認心理師に関する情報

1.IPSA新着情報/心理学ニュース

(1-1)公認心理師試験の合格発表は、 平成30年11月30日(金)です。

今後も現任者講習会含め、様々な公認心理師に関する情報が出てくることが考えられます。その際にはこちらのメルマガでお伝えしていけたらと考えております。公認心理師試験の合否については、日本心理研修センターのホームページにて、11月30日(金)の14時頃発表されるようです。
一度に数多くの方がご覧になるかと思いますので、あらかじめサーバー増強などがなされているとよいのですが、サーバー増強がされていない、あるいは不十分な場合、サーバーに多くの負荷がかかることから、一時的に見られなくなる可能性があります。

2.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ

弊法人で主催のオープン・ダイアローグセミナーが、12月2日(大阪)と12月16日(東京)と日が迫ってまいりましたので、ぜひどうぞご参加検討のほどよろしくお願いいたします。参加費は1,000円と設定しておりますので、オープン・ダイアローグのことを全くご存じない方や、オープン・ダイアローグのエッセンスを日々の臨床で使えるのか?と疑問をお持ちの方も含めて歓迎しております。

(1-1)【再出】オープンダイアローグについて

オープンダイアローグは、家族療法から発展したアプローチのひとつですが、最近書店でもよく見かけるようになってきました。統合失調症をはじめとした様々な問題、精神症状、人間関係の悩みへ有効なアプローチとされています。
その特徴的な方法から、日本では実践が難しいのではないか?という声が多く聞かれますが、日本の文化や制度、臨床に合う形でオープンダイアローグのエッセンスを用いることは可能だと考えられます。

これまで、イタリアやイギリス、フィンランドなどでしか英語やフィンランド語での公式トレーニングが行われていませんでした。この度、弊法人の浅井がオープンダイアローグの公式トレーナー(アジアでは初)となったため、2019年度以降にトレーニングコースなどを実施していくことを見越して、まずは以下のような1000円の入門セミナーを設置いたしました。本セミナーにご参加いただいた方には、トレーニングコースを希望される際に優先的に配慮させていただく予定です。

オープンダイアローグのエッセンスを活かし、日本での個人臨床・家族臨床・地域臨床、そして日常の人間関係をよりよくしていきませんか?
以下に募集案内をお知らせいたしますので、ぜひお誘い合わせの上ご参加ください。

(1-2)【再出】オープンダイアローグ セミナーのお知らせ

フィンランドと日本でのオープンダイアローグの違い
-日本でのオープンダイアローグ可能性を拡げるために-

場所・日時:
[東京] 日時:12月16日(日)13時開場、13時半-16時半
場所:フォーラムエイト(東京都渋谷区道玄坂2-10-7)
定員:180名(着席可能人数)

[大阪] 日時:12月2日(日) 13時開場、13時半-16時半
場所:国際心理支援協会内(大阪府大阪市北区西天満6-2-14-602)
定員:60名(人数大幅超過の場合、場所変更の可能性あり)

料金:両会場ともに1,000円
演者:浅井伸彦(一般社団法人国際心理支援協会)

申込み方法:
東京
大阪 https://ws.formzu.net/fgen/S87263724/

[概要] フィンランドの西ラップランド地方で、急性期の統合失調症のケアを中心として行われ続けているオープンダイアローグ。オープンダイアローグを教えるトレーナーを養成するためのトレーニング(フィンランド)においても、日本だけでなく、それぞれの国の事情や文化に応じた形で取り入れていくことが大切とされています。

当然、フィンランドと日本における精神医療システム、各種法制度、福祉サービス、その他資源の活用の仕方や国民の認知は大きく異なり、「フィンランド人と日本人の国民性は似ている」とされながらも、当然異なる部分も多く存在します。では、日本においてどのような形でオープンダイアローグそのもの、あるいはオープンダイアローグの秘訣を医療や福祉、心理支援の中に取り入れていけるのでしょうか。

演者である浅井は、2016年12月から始まったオープンダイアローグのトレーナーズトレーニングの課程を2018年9月に修了しました。その課程で行ったオープンダイアローグにフィンランド-日本の国別比較調査を用いて、ダイアローグに対する捉え方の違いをお伝えし、来年度以降での認定オープンダイアローグトレーニングについてご紹介をしていきたいと考えています。

上記の講演会につきまして、現在お申込みを承っております。何卒ご検討のほどよろしくお願いいたします。

3.学会年次大会情報

日本EMDR学会の演題募集が始まりました。締切は2019年1月7日のようです。
その他、様々な学会の情報をこちらで提供していきたいところですが、現在は学会大会としては閑散期ですので、今しばらくお待ちください。

4.新しい心理療法、心理検査に関する情報

今回はお休みします。

5.その他公認心理師に関する情報

【平成31年現任者講習会について】

先日ついに厚生労働省において、平成31年の現任者講習会の申請受付を開始しました。ですが、今回発表された実施要領によると、現任者講習会を設定できる期間が2018年12月-2019年3月のみと限定されております。
弊法人は現在、厚生労働省と平成31年の現任者講習会について相談しているところです。公開できる段になれば、本メールマガジンや弊法人のホームページにてお知らせしてまいりたい所存です。
現任者講習会開催にあたり、早期開催を検討している法人であれば、2018年12月や2019年1月に現任者講習会を設定する可能性がありますが、申請手続きや募集期間を考えると、そのような早期開催は困難なように思われます。

また、12月中を目処に、弊法人のホームページをリニューアル予定です。現任者講習会関係の情報も、よりわかりやすく皆様にお知らせできるようになればと存じます。そちらもどうぞご高覧いただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【あとがき】
【Society 5.0とは
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)-略-)
(内閣府HP:http://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.htmlより)】
と、こちらのページを見てもなかなかムズかしい記載が続きます。ですが具体的な事例の紹介もあるようですね!
こういった概念が、どのような具体性をもって大阪万博で表現されるのか、今から非常に楽しみです。
そういえば、当協会の近所にあるコインランドリー、空き状況がスマホで確認できます。
稼働中だとか、あと何分で完了だとか。これも、ある種のSociety5.0なのでしょうか。