新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
目次
1.IPSA新着情報/心理学ニュース
2.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ
3.臨床こぼれ話
4.その他公認心理師に関する情報
5.役立ち豆知識
1.IPSA新着情報/心理学ニュース
現任者講習会・対策講座・ストレスチェック実施者養成研修
・本年の公認心理師現任者講習会については、2019年2月~3月と4月以降の土日祝をできる限り含んだ日程で考えております。
また、公認心理師試験対策講座は4月以降に行うべく、2月末か3月ごろを目安にお知らせをさせていただく予定です。
詳しくは以下「4.その他公認心理師に関する情報」でお知らせいたしますので、ご興味のあるお方はそちらをご覧ください。
・弊法人では、労働安全衛生法の改正により、公認心理師も実施者となることが可能となった「ストレスチェック」のストレスチェック実施者養成研修を行うことを検討しております(2019年度はまず東京・大阪での開催を検討中)。
公認心理師もストレスチェック(*)を行うことができるようになりますので、産業領域で勤務される方、将来産業領域に進みたい方はぜひ弊法人のストレスチェック実施者養成研修を受講していただき、実施者になりましょう!
今後2月~4月のあいだにお知らせができればと思います。
なお、本研修は1日の研修で受講修了が可能です(講師も、これまでの講習会で評判の良い先生方にお願いする予定です)。
*ストレスチェックは、2015年12月より50人以上の事業場では毎年行うことが義務付けられています。
国際心理支援協会(MEDI心理カウンセリング)求人情報
・この度、一般社団法人国際心理支援協会(カウンセリングオフィスはMEDI心理カウンセリング大阪)では、公認心理師/臨床心理士を持つセラピスト、心理系大学院生の実習及びアルバイト事務、事務職員の募集をはじめました。
以下のURLから求人情報をご覧いただけますので、ふるってご応募ください。
なお、東京事務所での募集は現在のところまだ行っておりません。現在は大阪事務所のみです。
http://www.cp-information.com/?p=3021
(MEDI心理臨床ポータルサイトより)
2.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ
オープンダイアローグ基礎トレーニングについて
・オープンダイアローグの基礎トレーニングコースのお申込みを続々いただいております。
現在第1陣(12月末締め切り)の選考中ですが、第2陣(1月末締め切り)も随時受け付けております。
参加者が定員に達し次第終了とさせていいただきます。
以下のURLより詳細がご覧いただけますので、ご興味のあるお方は、ご覧いただければと思います。
http://www.cp-information.com/?p=2995
マインドフルネス認知療法 講演・パーティーの開催について
間もなく以下の研修会が開催されます。あと数席ですが空きがございますので、よろしければご参加検討いただければ幸いです。
「マインドフルネス認知療法ワークブック: うつと感情的苦痛から自由になる8週間プログラム」出版記念講演&パーティー(大阪)
日時:1月20日(日)14時半開場、15時-17時半、講演後パーティー 18時-20時半
演者:小山秀之
料金:1,000円
詳細はこちらをご覧ください。
http://www.cp-information.com/?p=2978
3.臨床こぼれ話
関係者との面接(カウンセリング)
弊所カウンセリングオフィスでは、「カウンセリングや心療内科に行っても『本人を連れてきてもらわないことには・・・』と言われて困っている」と来談される方(クライエント)が少なくありません。
不登校やひきこもりのほか、クライエントの子どもや配偶者が症状や悩みを持っているケース、すなわち、症状や悩み・問題を持っている当人と相談に来られる方が異なる場合があります。
そのような場合、家族療法(あるいは家族療法的アプローチ)が有効と思われるのですが、精神分析的心理療法や認知行動療法ほど有名ではないため冒頭のようなケースが生まれてきてしまっています。
家族療法の考え方は、完全な個人の問題(環境や人間関係が症状と全く関係ない場合)以外では必須のようにも思われ、また個人の問題であっても家族療法は役に立ちますので、ぜひ家族や人間関係といった視点を持てる方が増えればと思います。
家族療法は誤解されやすいのですが、家族を全員呼んでくることが必須のセラピーではなく、家族(あるいはそれ以外の人間関係)のコミュニケーションの流れをよくすることで、症状や問題(とされているもの)も解消するような心理療法のひとつです。
一度、家族療法について学んでみませんか?
4.その他公認心理師に関する情報
2019年(平成31年)開催の現任者講習会について
2019年(平成31年)2月-3月の現任者講習会は、関東地方・東海地方・九州地方での土日祝も含めた開催を行うべく、現在厚生労働省との折衝中です。
最初に申請してから2ヶ月以上が経過しており、日本心理研修センターや日本精神科病院協会には指定がすでになされたため、厚生労働省の担当者に再度問い合わせましたところ、すでにプロセスは最終段階のようですので、通過次第ご連絡がいただけるようです。
タイミングはこちらで決められないため、もどかしいところではありますが、静かに指定の連絡を待ちたいと思います。
指定がなされ次第すぐにメルマガの号外でお伝えできるように準備しております。明日の日中にご連絡ができなければ、土日祝を挟み火曜以降になる見込みですので、その旨ご了承ください。
なお、その他の地域の現任者講習会(2019年の公認心理師試験に間に合うもの。4月以降開催予定)に関しては、その後(指定がなされる日は未定)に追加していくことを検討しております。たいへん長らくお待たせいたしますが、何卒ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
また、公認心理師試験対策講座や公認心理師模擬試験については、今年も4月以降で行う予定です。
公認心理師試験の日程が明らかになり次第、対策講座や模擬試験の日程を詰めていきたいと考えております。
試験日程や講座・模擬試験の日程なども、メルマガでお伝えする予定ですので、どうぞそれまでお待ちください。
5.役立ち豆知識
「男性脳」や「女性脳」は存在せず、左右脳をつなぐ脳梁の大きさも従来「女性の方が大きい」とされていましたが、有意な差はないというメタ分析結果が出ているようです。
とはいえ、男性と女性の性差(性格、興味関心、マルチタスクか否か、その他能力差)は、文化差やジェンダーというラベリングを除いても違いは様々なところで見られていますので、それが脳の大きさや言語処理の方法ではなく、何によって異なるのかについてはさらなる研究が待たれます。
———————————————————————————————–
「男性脳」「女性脳」は存在しない?:英国の研究結果
6,000件を超えるsMRI画像をメタ分析した結果、海馬や脳梁の大きさ、言語処理の方法など、これまで「男性脳」「女性脳」の根拠とされてきた脳の性差は
実際には存在しないことが判明した。
https://wired.jp/2015/11/05/male-female-brain-difference/?fbclid=IwAR1C_SCf12_Ekwp23-4lREwIlB_zA9RGhvvuccPrGq2aukB1fxdbo1fX7tA
———————————————————————————————–
【あとがき】
本年も、現任者講習会や公認心理師試験対策講座、各種研修会、そのほか様々な企画を催していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。