おかげさまで福岡の現任者講習会を無事終えることができました。
ひとまずほっとしておりますが、一息つく間もなく、2月13日に公認心理師試験日程が発表されました。今回の日程は、かなり昨年より早いようですね。
また、それに伴って4月以降の現任者講習会について重要な情報があります。
これらに関することを含めて、メルマガ本文でご紹介したいと思います。

目次

1.IPSA新着情報/心理学ニュース
2.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ
3.臨床こぼれ話
4.その他公認心理師に関する情報
5.役立ち豆知識

1.IPSA新着情報/心理学ニュース

現任者講習会の募集について

今回の国際心理支援協会2月、3月の募集分については、すでに終了した博多会場、今後開かれる東京会場(3/2,3,3/9,10)、浜松会場(3/21-24)の計3会場のみです。4月以降の現任者講習会開催にあたっては、厚生労働省より実施要領が出されてからの正式な申請手続き開始となります。

現時点では、実施要領が出されておりませんので、4月~今年いっぱいの予定の中で、現在可能な範囲で申請準備をしておりますが、その件で厚生労働省に先日問い合わせてみました。

厚生労働省からは、以下のような解答が得られました。
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・今年の第2回公認心理師試験が、8月実施と早くなったことから(詳しくは後述)、今年の試験に間に合う形での現任者講習会は3月末までとなる可能性が高い。

・4月~5月願書締め切りまでの現任者講習会については、厚生労働省への問い合わせ等、開催の希望がかなり多ければ、開催についての検討は行う(が、行政の手続き上、開催は非常に難しい)。
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以上のことから、現任者講習会が4月以降実施可能かどうかについては、弊法人に限らずすべての実施主体が、厚生労働省の判断によるところとなります。
弊法人としましては、実施要領が出次第、メルマガにて皆様に「現任者講習会を申請可能な月日(期間)について」お伝えしたいと思います。
ただし、「実際にどの日程に、どこで行うか」「実際に指定がなされるか」については、厚生労働省の指導により、指定されるまで詳しくお伝えできませんので、その旨ご容赦のほどよろしくお願いいたします。

ストレスチェック実施者養成研修(進捗中、今しばらくお待ちください)

同じく、こちらも2月3月中に要項をお知らせできるよう、準備を整えております。今しばらくおまちくださいませ。

2.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ

アンケートへのご協力お願い

 一般社団法人国際心理支援協会では、臨床の基礎スキルアップ講座やそれぞれの心理療法・心理検査のスキルアップ講座を、単発講座あるいは複数日でのトレーニングとして開催を検討しています。どのような講座のニーズがあるかについて調査を行っておりますので、アンケートにご協力いただければ幸いです。

また、関連会社のIPSA心理学大学院予備校では、公認心理師試験対策講座を今年も行う予定です。つきましては、希望についてアンケートがございますので、こちらについてもご興味をいただける方はアンケートにご協力いただければ幸いです。

公認心理師試験対策講座の希望アンケート
https://jp.surveymonkey.com/r/7VLTTJX

公認心理師・臨床心理士・医師・院生のための臨床トレーニング講座アンケート
https://jp.surveymonkey.com/r/7L6M62W

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

以下は、前回までに掲出済みの内容で、現在もなお募集中のものです。ご興味いただける方はリンク先をご覧ください。

(掲出済)オープンダイアローグ基礎トレーニングについて

http://www.cp-information.com/?p=2995

(掲出済)マインドフルネスセミナーの開催について

第1回マインドフルネス・ベースド・認知行動療法トレーニングコース2019
https://ipsa.or.jp/training/mindfullness/926/

https://ipsa.or.jp (国際心理支援協会)

3.臨床こぼれ話

折衷的心理療法とは?

先日、Twitterにて「折衷的心理療法として、臨床を行われている方が多いと臨床心理士会のアンケートで見たが、どのような折衷が多いのでしょうか?」というアンケートを行いました。その結果、163票をいただき以下のような結果だったのですが、その他は一体何なのでしょう?

精神力動とパーソンセンタード 37%
精神力動と認知行動療法 26%
家族療法やブリーフセラピー 10%
その他 27%

森田療法?内観療法?・・・のわけないかと思っていましたが、あるコメントしてくださった方によると、「特に特定の学派がない」という可能性が出てきました。もちろん理解できるのですが、特定の学派がないとはいえ、素人が自分の考えだけで行っているというわけではないでしょうから、大半の方が、多かれ少なかれフロイトの考え方やロジャーズの基本的態度など先人の知恵を基礎としていると思われます。
もしかすると、なんとなく心理臨床をされている方も少なくないのかもしれません。ですが曲がりなりにもクライエント・患者様の命や人生の一端を担っているのだから、できる限り誠実に学び続けようと思う公認心理師(&臨床心理士など心理職)が増えればと願います。

弊法人のセラピストも、慢心せず謙虚な気持ちで学び続けながらクライエントとかかわり続けたいと思います。

4.その他公認心理師に関する情報

公認心理師試験日程について

2019年開催の第2回公認心理師試験の日程が決まりました。昨年と比べ、1ヶ月以上早くなった模様です。

官報 平成31年2月13日(第7446号)

試験期日 平成31年8月4日(日)

出願に関する書類の提出 平成31年4月17日~5月17日

試験地 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県及び福岡県

[参考URL] https://kanpou.npb.go.jp/20190213/20190213h07446/20190213h074460009f.html

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弊法人としては現任者講習会の実施要領(講習会開催可能期間が記載)が早く出ないかと待っております。

公認心理師試験対策標準テキストの刊行が決まりました

「公認心理師試験対策標準テキスト ’19~’20年版」が刊行します。2月27日~3月1日頃に全国の書店、またはアマゾンなどで手に入るようになります。
この書籍では、事例の解き方のヒントや法制度部分も詳しく掲載し、1回目の公認心理師試験(9/9分)はもちろん、北海道の追加試験(12/16分)の出題内容も反映されています。
12/16分の公認心理師試験の正式な解答が出たのが今年の1月末でしたので、それを踏まえて刊行できる最短期間で執筆しています(早く刊行されているものは、印刷などの都合上反映できないため)。すでに公認心理師試験に合格されている方は、ぜひ他の方にもご紹介いただければ幸いです。

詳細はこちら:
https://www.amazon.co.jp/dp/4798056286/

日本公認心理師協会

一般社団法人日本公認心理師協会で、入会の受付が始まったようです。弊法人は協賛・協力などで入っているわけではありませんが、みなさまの利便性を考え情報提供をさせていただきます。日本心理学会からは「公認心理師の会」が設立したようですが、公認心理師第1号が生まれる前から職能団体が2つに分かれてしまっていることは混乱を招くことにならないか(すでに混乱を招いていないか)については危惧するところです。
ただどのような形であれ、公認心理師の職能団体がうまく機能し、すべての公認心理師やそのかかわる人々にとって利益をもたらすものであってほしいと切に願います。

[参考URL] https://www.jacpp.or.jp/index.html (日本公認心理師協会)
https://cpp-network.com/ (公認心理師の会)

5.役立ち豆知識

葛根湯(かっこんとう)のチカラ

これまで漢方薬にはあまり通じておらず、「予防として飲んでおけばいい」くらいで考えていました。
ですが、ここ数年かなり葛根湯に助けられている感じがするのでシェアしたいと思います(東洋医学ご専門の方がいらっしゃいましたらご笑納ください)。

葛根湯は身体を温める作用があり、解熱剤(消炎鎮痛剤)は熱を下げる効果があるので、風邪を引いた時に同時に服用すると意味がないという話は、前から聞いたことがありました。熱を上げるものと下げるものを同時に飲むのは確かに意味ないですよね(最近、葛根湯と総合感冒薬を一つにした医薬品のCMを見ますが、これはどうなんでしょう)。

葛根湯は「風邪のひきはじめに効く」といわれていますが、タイミングとしては「寒気がしたとき」です。これまで、寒気がしたときには「あ、なんか風邪引いたかな・・・やばいな」と思っていたら、案の定1~2日後の朝の自分の体調で、風邪を引いたことに気づくことがよくありました。
最近「寒気がしたとき」、できるだけ速やかに葛根湯を毎食前に飲むように心がけるようにしていると、上記のような風邪にいたることが激減しました(飲むのが遅れて失敗したことはありますが)。東洋医学では「温補」といいますが、身体を温めることが免疫力の増強につながります。まず自己免疫を高めることが病気を遠ざけるのにつながると思われますが、こういったことは精神疾患にもきっと当てはまるのでしょう。

みなさまも、試したことのない方は一度葛根湯をお試しになってはいかがでしょうか。

【あとがき】
博多出張では毎日のごとく、博多ラーメン(とんこつ)を食べていました。
今日食べても、また明日食べたくなる。そんな不思議な食べ物だと思います。
今回、麺の硬さは「バリカタ(標準より2段階硬めの茹で具合)」まで挑戦しましたが、いつかそれ以上の硬さを誇る「ハリガネ」「粉おとし」を体験したいと思っています。

その他ご要望などございましたら、弊法人ホームページのお問合せフォームから、ご意見等お寄せいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。