いよいよ明日、新しい元号が発表されるようですね。
皆様の間でも、たびたび話題に挙がっているトピックなのではないかと思います。
さて、どのような元号になるのか・・・大きく予想されているものとは違うものに
するとの見方があるようですね。ともあれ明日が楽しみです!

目次

1.IPSA新着情報/心理学ニュース
2.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ
3.臨床こぼれ話
4.その他公認心理師に関する情報
5.役立ち豆知識

1.IPSA新着情報/心理学ニュース

IPSA臨床トレーニングシステム(講座)の設立について

一般社団法人国際心理支援協会では、公認心理師や臨床心理士が効果的、効率的に研鑽を積む機会を増やせるように、系統的トレーニングシステムを創設します。

設立の理由:
・入門講座では、文字通り「入門だけ」になり、実践に結びつきづらい。
・公認心理師資格を得てから、どのように学べばよいかわからないという声。
・単発の講座では継続的な学びが難しく、他の講座との関係性がつかみづらい。
・特定の心理療法のみが目立つことで、全体を概観することが難しくなる。

IPSA臨床トレーニング講座では:
・学会による公式研修など、信頼できる既存の講座を紹介。
・単発の講座だけではなく、継続的に受講して力を伸ばせる講座を中心に開講。
(ただし一部単発講座もあり)
・基礎講座から学んでいく流れがわかりやすい。
(基礎講座→応用・発展講座がオススメですが、基礎講座を受けなくても応用・発展講座が受けられるようにいたします)
・各心理療法の講座は、入門→初級→初中級→中級…と学べるように、学習段階を明確化。
(ただし、心理療法の種類によって講座の段階名称が異なります)。
・不足する部分については、IPSAが主催で講座を開講予定。

2.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ

ストレスチェック実施者養成研修

本研修により公認心理師及び歯科医師、看護師、精神保健福祉士の方もストレスチェック実施者になることができます。
また、現時点にて上記資格をお持ちでない方も、前もって本研修を受講することが可能です。
※本研修は、厚生労働省通達(平成27年5月1日 基発0501第4号)に定められた事項を網羅した内容となっています。

 日程:2019年7月14日(日) 
 時間:(※お申込受付開始時に、ホームページにてお知らせいたします)
 講師:(※お申込受付開始時に、ホームページにてお知らせいたします)
 場所:東京都内 (※お申込受付開始時に、ホームページにてお知らせいたします)
 定員:140名(お申込多数の場合、増員することがございます)
 対象:公認心理師・精神保健福祉士・看護師・歯科医師、もしくは左記の資格を取得する予定があるお方

 受講料:
 ・一般:12,312円 (受講料10,000円、消費税800円、テキスト代1,512円)

 ・国際心理支援協会の現任者講習会の受講者:10,152円(受講料8,000円、消費税640円、テキスト代1,512円)

申込方法:ホームページ【https://ipsa.or.jp/】にてWeb申し込みをご案内いたします。
【お申込受付開始は、4月4日(木)18時頃~を予定しています】

■IPSA臨床トレーニング講座の開講記念第一弾として、次の講座を行います。
【また、2019年4月27日~4月30日にも、大阪にてIPSA臨床トレーニング講座の開講記念第二弾や、公認心理師試験対策講座を行う予定です。詳細は今週中に発行予定のメルマガ臨時号にてお知らせいたします】

実践アセスメント入門~セラピストたちは何を見て、どうアセスメントをするのか?~

カウンセリングや心理療法(以下、カウンセリング)を行うにあたって、セラピストはどのようなところに注目し、面接の中でのアセスメント(心理査定)はどのように行われているのでしょうか。
ひと口にカウンセリングと言っても、学派やそれぞれのセラピストによって大きく異なり、それと同様にアセスメントで注目するものも、立場やセラピストによって大きく異なります。

本講座では、複数のセラピストのライブセッションを見ることを通して、様々なアセスメント(精神力動、認知行動療法、家族療法、解決志向アプローチなど)に触れていただき、自分のアセスメントスタイルを考える一助にしていただけたらと思います。

【お申込受付開始は、弊法人ホームページより、4月4日(木)18時頃~を予定しています】

日程:2019年5月12日(日)
時間:13時開場 13時20分開始、16時50分終了
講師:古宮昇(大阪経済大学)、浅井伸彦(国際心理支援協会)、伊藤之彦(国際心理支援協会)
場所:TKP大阪駅前カンファレンスセンター(大阪府大阪市北区曽根崎新地1-4-20 桜橋IMビル15F)

料金:5,400円(うち税400円)

定員:100名程度

掲出中かつ募集中のトレーニング

以下は、前回までに掲出した内容で、現在もなお募集中のものです。ご興味いただける方はリンク先をご覧ください。

2019年公認心理師試験対策 特別講座(1日完結)

  特別講座:事例問題・基礎心理学
  【東京】TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原:4月14日10時半-16時予定(昼休憩1時間含む)
  【大阪】IPSA心理学大学院予備校     :4月14日10時半~16時予定(昼休憩1時間含む)

2019年公認心理師試験対策 統計講座(2日完結)

  統計講座:推測統計学・心理学研究法
  【東京】TKP品川カンファレンスセンター:5月18日・19日の11時~17時(昼休憩1時間含む)合計10時間
  【大阪】IPSA心理学大学院予備校    :5月11日・12日の11時~17時(昼休憩1時間含む)合計10時間

 上記公認心理師試験対策講座について、その他詳細やお申込みはこちらをご参照ください。
https://ipsa-yobiko.com/curriculum2/

オープンダイアローグ基礎トレーニングについて

http://www.cp-information.com/?p=2995

マインドフルネスセミナーの開催について

第1回マインドフルネス・ベースド・認知行動療法トレーニングコース2019
https://ipsa.or.jp/training/mindfullness/926/

アンケートご協力のお願い

一般社団法人国際心理支援協会では、臨床の基礎スキルアップ講座やそれぞれの心理療法・心理検査のスキルアップ講座を、単発講座あるいは複数日でのトレーニングとして開催を検討しています。どのような講座のニーズがあるかについて調査を行っておりますので、アンケートにご協力いただければ幸いです。

また、関連会社のIPSA心理学大学院予備校では、公認心理師試験対策講座を今年も行う予定です。つきましては、希望についてアンケートがございますので、こちらについてもご興味をいただける方はアンケートにご協力いただければ幸いです。

公認心理師試験対策講座の希望アンケート
https://jp.surveymonkey.com/r/7VLTTJX

公認心理師・臨床心理士・医師・院生のための臨床トレーニング講座アンケート
https://jp.surveymonkey.com/r/7L6M62W

3.臨床こぼれ話

臨床は単なる技術だけでなくアート?

国際家族療法学会(IFTA)であった発表で、こんな話がありました。
「解決志向アプローチは、質問法など技術的な側面が非常に多い。だからといって、技法をたくさん丸暗記したところで臨床には使えない。臨床はアートとも言え、あるクライエントにどのタイミングで、どんな言葉を使うかによって、大きく展開がかわる」
これは、解決志向アプローチのみにとどまらず、すべてのカウンセリングにいえることだと考えられます。
スキルやテクニックに溺れると、臨床自体は非常に悪いものになります。それにセラピスト側が気づかず、あれやこれや試していくと「このクライエントは難しいクライエントだ。どんなスキルやテクニック、心理療法を行っても良くならない」というレッテルを貼ってしまうことがあります。これは初心者に限らず、多くの臨床家に言えることかもしれません。

そうならないためにも、できる限りセラピストにはメタ的に自分のことや自分のセッションのことを考えられる訓練が必要です。また、「うまくいかなかったのはクライエントが難しいからではなく、セラピストが未熟だからだ」と考えることによって、セラピーに新しい道筋が見えてきます。

カウンセリング、セラピーはそういう意味でも興味の尽きない領域だなぁと思います。国内でも様々なことを研修・講座・学会の中で還元していけたらと思っています。

4.その他公認心理師に関する情報

一般社団法人国際心理支援協会の関連企業である、株式会社Cutting edgeが運営する「IPSA心理学大学院予備校」による公認心理師試験対策講座を、上記の「特別講座(1日間)」「統計講座(2日間)」のほか、2019年4月29・30日の日程に大阪で行う予定です。
また、東京や大阪でさらに追加の講座も検討しておりますので、次のメルマガには多数まとめてお伝えできればと思っております。4月29日、30日はGWの最中ではありますが、受験予定の方は予定を空けていただいて、ぜひご参加いただけたらと思います。

また5月中旬~下旬ごろには、昨年の2回の公認心理師試験の解説を含めた「公認心理師試験予想問題集(仮)」も刊行予定ですので、どうぞしばらくお待ち下さいね。

5.役立ち豆知識

新しくできるヨーロッパ旅行のビザETIAS

国際心理支援協会の代表理事の浅井と、統括責任者の伊藤は、この度スコットランドで開かれた「国際家族療法学会」に出席し、オープンダイアローグについて、浅井とイギリスのトレーナーと45分間ワークショップを行ってきました。
これまでは、日本からヨーロッパに行くのにビザは不要でしたが、2021年よりETIASというビザが必要になるということです。ETIASは、渡航の数日前(公式には遅くとも96時間前)にオンラインで手続きを済ませる必要があり、渡航直前に手続きを行っていないことに気づいた場合、渡航自体ができなくなってしまいます。

アメリカのビザであるESTAや、オーストラリアのビザであるeTAより、かなり前もっての手続きが必要である点、忘れそうで気をつけなければなりません。みなさまも、ヨーロッパにご旅行・出張の際は、2021年以降はお忘れないようにしてください。

【あとがき】
次の元号に思いを巡らせて、ふと思いました。
最初に使われた元号はご存知でしょうか。
Wikipediaによると、「『日本書紀』によれば、大化の改新(645年)の時に「大化」が用いられたのが最初であるとされる」
とのことでした。明日なんとなく使えるような豆知識な気がしませんか?

次回のメルマガは、本文中にご紹介いたしました2019年4月27日~4月30日IPSA臨床トレーニング講座・公認心理師試験対策講座の件の詳細について、今週中に臨時号としてお知らせさせていただきます。

その他ご要望などございましたら、弊法人ホームページのお問合せフォームから、ご意見等お寄せいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。