GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?
わたしは、4月末の臨床トレーニング・対策講座群の運営を終えたのち、
日帰り観光に行きましたが、その後は泥のように眠っておりました。

目次

1.IPSA新着情報/心理学ニュース
2.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ
3.臨床こぼれ話
4.その他公認心理師に関する情報
5.役立ち豆知識

1.IPSA新着情報/心理学ニュース

臨時号でお伝えしましたが、公認心理師現任者講習会は2019年9月〜1月までの間で、関東・関西を含む北海道〜沖縄までの広い地域のいくつかの土地での開催を検討しております。
また、公認心理師試験対策講座や公認心理師模擬試験、家族療法入門講座など各種講座を追加いたしました。詳しくは下記をご覧ください。

2.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ

以下のとおり、公認心理師対策講座の日程が一部と、模擬試験の開催、また家族療法入門講座(家族療法トレーニングの第1回・第2回日程を兼ねる)の日程が決定いたしました。家族療法入門講座については、5/12(日)中の申し込み開始予定です。

【横浜】2019年公認心理師試験対策講座「事例問題を解くために!事例から学ぶ精神医学」

日時:6月8日(土) 10時5分開場、10時30分~17時30分(昼休憩1時間含む)
場所:TKPガーデンシティPREMIUMみなとみらい(神奈川県横浜市 西区みなとみらい3-6-3 MMパークビル5F,
みなとみらい線 みなとみらい駅 4出口 徒歩1分(パシフィコ横浜至近))

受講料:19,440円(うち税1,440円)
定員:165名(スクリーン2面使用)
講師:大浦真一(&浅井伸彦)

使用テキスト:公認心理師試験対策標準テキスト ’19~’20年版(編著:IPSA心理学大学院予備校 )
※テキストは、別途Amazonや書店でお買い求めください。

内容詳細はこちら:
https://ipsa-yobiko.com/news/1038/

公認心理師資格試験 模擬試験(東京・会場受験)

日時:6月16日(日) 9時開場、9時半~15時半(昼休憩1時間含む)
場所:TKP田町カンファレンスセンター(東京都港区芝5-29-14 田町日工ビル2F,JR山手線 田町駅 三田口 西口 徒歩5分)
受講料:8,900円(うち税660円)
定員:134名(3席幅の机に、2席設置しています)

解答について:解答冊子は、試験終了後に配布いたします。
採点結果について:試験終了後、解答用紙(マークシート)を回収し、7月2~4日を目安に採点結果(得点・順位等の分析資料同封)を発送いたします。
内容詳細はこちら:
https://ipsa-yobiko.com/news/1063/

公認心理師資格試験 模擬試験(通信・自宅受験)

受講料:8,900円(うち税660円)
模試発送時期:6月18日~6月20日(若干早くなる可能性がございます)

解答用紙返信期限:6月26日まで(必着)
採点結果発送時期:7月2日~7月4日 (得点・順位等分析資料を同封いたします)

お申込み後の流れ:
.お振込の翌日から1週間以内に入金確認メールを送付いたします。
.6月18日~20日に、模擬試験問題・解答冊子を発送いたします。(若干早くなる可能性がございます)
.模試がご自宅に到着いたしましたら、同封のご案内に従って、解答をし、解答用紙(マークシート)を返信用封筒にてご返送ください。
.返送の期限は6月26日までです。それ以後は、採点結果の発送が遅くなる場合がございます。
.弊法人にて、採点をいたします。7月2~4日に発送作業を行いますので、到着をお待ちください。
内容詳細はこちら:
https://ipsa-yobiko.com/news/1072/

その他、公認心理師対策講座(通学/通信)

・5月26日(東京)、6月9日(横浜)→日程や場所の都合上、開催中止
・7月21日(東京、10時-17時):後日発表予定。
・8月3日(東京、大浦13時-18時、浅井19時-20時半):完全直前対策講座(いずれか、あるいはいずれも選択可能)、後日発表予定。
・通信講座:後日発表予定

家族療法入門講座(家族療法の歴史と基礎理論)
[東京] 場所:未定(東京都23区内予定)
日時:10月20日10時〜18時、12月1日10時〜18時

[大阪] 場所:一般社団法人国際心理支援協会
日時:7月20日10時〜18時、7月27日10時〜18時
*休憩時間:昼休みほか適宜休憩あり。

[東京/大阪] 料金:1日あたり9,500円(うち税704円)(ただし、2日連続でお申し込みの方優先)
講師:浅井伸彦(国際心理支援協会)
定員:20名程度
お申込み:お申込み開始は明日5月12日の予定です。2019年5月12日以降に国際心理支援協会のホームページ( https://ipsa.or.jp )の新着情報をご覧ください。

[講座概要] 家族療法は、単なる複数人の家族成員との合同面接ではなく、システム論や社会構成主義、コミュニケーション理論などに基づく「コミュニケーションの相互作用」にフォーカスしたアプローチです。
グレゴリー・ベイトソン、ミルトン・エリクソンから始まる家族療法の歴史を概観し、家族療法、解決志向アプローチやナラティヴ・アプローチ、オープンダイアローグまでの基礎理論について学べる講座です。第1世代の家族療法から第2世代の家族療法への変遷や、家族療法を行う上でのシステム論的見立てや、ジョイニング、リフレーミングなどのワークを行うなど、実際に家族療法を少しずつ始められるように指導いたします。
家族療法のことを全くご存じない方でもわかりやすく工夫して、楽しい講座にしたいと考えています。

*2020年から東京・大阪で開始予定の「家族療法基礎トレーニング(全8回)」の第1回目、第2回目と同内容の講座です。2020年以降で当該トレーニングコースに参加された場合には、第1回目と第2回目の受講を免除いたします(その分受講料も減免いたします)。
*2019年7月19日から開始のオープンダイアローグ基礎トレーニングの受講生との合同講座です(大阪のみ)。

ストレスチェック実施者養成研修【東京7月14日(日)

本研修により公認心理師及び歯科医師、看護師、精神保健福祉士の方もストレスチェック実施者になることができます。
また、現時点にて上記資格をお持ちでない方も、前もって本研修を受講することが可能です。
詳細は、こちらをご参照ください。
https://bit.ly/2GaT3ai

掲出中かつ募集中のトレーニング

オープンダイアローグ基礎トレーニングについて

http://www.cp-information.com/?p=2995

マインドフルネストレーニングの開催について

第1回マインドフルネス・ベースド・認知行動療法トレーニングコース2019
https://ipsa.or.jp/training/mindfullness/926/

3.臨床こぼれ話

Twitterなどでは、臨床心理士と公認心理師のダブルホルダーの中で、名刺に臨床心理士を先に書くか、公認心理師を先に書くかという話題が4月にあふれていたように思います。これらはあくまで資格であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
資格は、(臨床の)質の保証にはならないため(臨床心理士も公認心理師も)、臨床家として研鑽していくことが求められます。
それは単に読書をすることだけでも、カウンセリングの量をこなすだけでも、スーパービジョンを受けることだけでも、研修会に行き続けるだけでもなく、それらを総合的に含んだ形での研鑽が必要です。

カウンセリングは決して話を聴くだけではなく、聴く態度・姿勢、質問の仕方(内容も)、アセスメントに介入(しないものもありますが)が、そのままクライエントに影響を与えるのです。それは、「セラピストがクライエントを治す」のでなく「クライエント自身が成長するため、セラピストが伴走する」という考え方においてもいえることでしょう。クライエントを良くするよりも、悪くする方がはるかに簡単であるということを念頭において、せめて「悪くはしないように」臨床を続けていくのも大切なことのように思います。

4.その他公認心理師に関する情報

今回は特にございません。

5.役立ち豆知識

去る5月6日はジグムント・フロイトの誕生日だったようです。生誕163年目ですね。
フロイトがいなければ、今日の心理療法は存在しなかった(か全く別の形で成立してきた)わけですので、フロイト派でなくともセラピストにとってフロイトは重要人物といえます。フロイトは、催眠がうまくいかない患者が一定数いたことから、催眠を捨て、自由連想法を用いた精神分析を始めました。このことから、催眠と精神分析との間には、ある意味で連続性がないともいえるのですが、公認心理師試験(追加試験)では「催眠療法から発展して外傷体験を想起させる方法へと移行した。」という選択肢が、適切なものとして選ばれていました。

オーストリアのウィーンやイギリスのロンドンには「フロイト博物館」があります。
ウィーンのフロイト博物館には1度だけ行ったことがありますが、repression(抑圧)と書いた消しゴムが売っていました。消しゴムで消すことで抑圧するのでしょうか・・・
いずれも中心部からわりあい近い位置にありますので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

【あとがき】
いよいよ令和初仕事ですね。
エクセルで日付をうちこみ、
表示を和暦に設定すると、「令和1年5月11日」と表示されます。
元年とは出力されませんでしたが、なんだか実感がわきます。
今月は各種イベント準備(現任者講習会・対策講座・模擬試験・研修会・ストレスチェック実施者養成講座)、
にむけて、昨月にまして盛りだくさんな月となりそうです。
連休明けですが、がんばっていきましょう・・・!

その他ご要望などございましたら、弊法人ホームページのお問合せフォームから、ご意見等お寄せいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。