目にする書類の日付欄に「令和元年5月1日」と記載があると、
・・・お! という気持ちになりますよね。
わたしたちは、4月下旬にめいっぱい臨床トレーニングシステム研修会と
公認心理師対策講座を開催した後、令和に突入します。

目次

1.IPSA新着情報/心理学ニュース
2.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ
3.臨床こぼれ話
4.その他公認心理師に関する情報
5.役立ち豆知識

1.IPSA新着情報/心理学ニュース

今回は、1のIPSA新着情報を[A][B]の2つに分けていますので、ぜひどちらもお読みください。

[A]「(追加)公認心理師対策講座」、「公認心理師模擬試験」、「家族療法トレーニング(部分)」の日程が決定

標記のとおり、「(追加)公認心理師対策講座」、「公認心理師模擬試験」、「家族療法トレーニング(部分)」の日程が決まりました。お申込み開始はGW後の予定ですが、ご希望される方は日程調整をよろしくおねがいします。

(追加)公認心理師対策講座

5月26日(東京、開催するか未定):内容未定
6月8日(横浜、10時〜17時):内容未定
6月9日(横浜、会場探し中のため開催未定):内容未定
7月21日(東京、10時〜17時):内容未定
8月3日(東京、大浦13時〜18時、浅井19時〜20時半):完全直前対策講座(いずれか、あるいはいずれも選択可能)
→未定の部分がまだ多いですが、日程のご都合を考え先にお知らせしています。GW明けにお知らせいたします。
→通信講座に関しても未定ですが、同じくGW明けを目処にお知らせいたします。

公認心理師模擬試験

6月16日 東京(大阪は未定)
6月12日〜19日 発送開始予定(郵送での受講希望者)
→7月前半に結果を郵送する予定です。

家族療法基礎トレーニング

東京 10月20日、12月1日、12月15日(すべて日曜)を含む8回の基礎トレーニングコース(残りは2020年予定)
   →すべて受講すると、家族療法基礎トレーニングとしての修了書をお渡しします。
大阪 7月20日、7月27日(すべて土曜)の家族療法の入門講座(オープンダイアローグ基礎トレーニングと合同クラス)
   →その後の講座と合わせて受講すると、家族療法基礎トレーニングとしての修了書をお渡しします。
*それぞれ10時〜18時を予定。場所は東京都23区内、大阪市北区内を予定。少人数10〜20名程度を予定。

[B]IPSA臨床トレーニングシステム創設記念講座

今週末の4月27日〜、ついに「IPSA臨床トレーニングシステム創設記念講座」「公認心理師対策講座(事例〜精神医学、関係行政論5領域、心理支援とアセスメント)」が大阪にて始まります。「記念講座」ということで、社内で話し合いましたところ、日頃のご愛顧を感謝して、また今後のセラピストの発展を祈念して、「現任者講習会/対策講座1日でも参加された人割」「学割」といった大幅割引を行いますので、ぜひご参加ください。
今回は、関西ではなかなか受けられないテレビに何度もご出演されている先生の講座(杉山先生)、トラウマケアのスペシャリストによる治療的コミュニケーションスキルの講座(福井先生)、人気講師・著者によるスペシャル講座(古宮先生)、公認心理師試験でもよく問われる認知行動療法の講座(伊藤先生ら)など、スペシャルな講座だらけです(ですが、GWのため参加できない方が多いのが残念ですが、少人数なのでかなり豪華)。
*ついでに、話題のオープンダイアローグ系の入門講座もあります(弊法人浅井が担当)。

「大学院生の学割は、9,720円→4,860円と半額」に、「弊法人主催現任者講習会あるいは公認心理師対策講座に1度でも参加された方の割引(講習割)は、9,720円→6,480円」と3,240円引き」とさせていただきます。たくさんの方のご参加をお待ちしております。

詳細は、こちらをご参照ください。以下、「2」でもホームページ上とは別の形で紹介させていただきます。
http://bit.ly/2VlKv77

2.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ

A.◆IPSA臨床トレーニングシステム創設記念講座 【4月27日〜30日】

http://bit.ly/2VlKv77
すべての講座に関して、参加対象者は、公認心理師、臨床心理士、医師、その他対人援助職(公認心理師試験受験見込みの方を含む)、心理その他対人援助職になるための大学院生です。対象以外の方の受講はご遠慮ください。

A1.◆【浅井伸彦】ダイアローグ入門WS-オープンダイアローグの基礎を実践で学ぶ-
http://bit.ly/2VpUs3y
オープンダイアローグの基礎に関する座学、ダイアローグの実習、オープンダイアローグのエッセンスを日常臨床にどう活かすかなど、オープンダイアローグそのものを実践できる環境にない方にも、カウンセリングにおける対話スキルとして学べるように工夫します。

A2.◆【杉山 崇】精神分析・分析心理学からの統合的認知行動療法(対人関係療法)WS
http://bit.ly/2CYYFDS
講師は、数々のTV番組で出演中の神奈川大学教授、杉山先生です。折衷的心理療法でも有名な杉山先生の講義が、関西で初開催されます。
対人関係療法を学べる機会は全国的にも非常に少ないため、貴重な講座になると思います。

A3.◆【福井義一】心理職に必要な「治療的コミュニケーションスキル」 
http://bit.ly/2Vljr7R
講師は、トラウマケアのスペシャリストである甲南大学教授、福井先生です。福井先生はそれぞれのトラウマケアの技法、それらの折衷や統合など専門的なトラウマ療法で有名ですので、多くの研修会を毎年されていますが、今回のように「治療的コミュニケーションスキル」という形で、トラウマケアではなく心理臨床の初学者向けに教えていただけることはほとんどないと思います。デリケートなトラウマ臨床から導き出されたコミュニケーションスキルは、きっと役立つことでしょう。

A4.◆【古宮 昇】カウンセリングの成否を決める「転移」について学ぶ
http://bit.ly/2CYVRGQ

講師は、傾聴のスペシャリストである大阪経済大学の教授、古宮先生です。大人気の先生の講義を弊法人で開催させていただけるとは、思っても見ませんでした。「傾聴」のワークショップは既に満席となっていますが、こちらの講義については席数が多くなってもいいと許可をいただいていますので、ご希望の方はお入りいただくことが可能です。

A6.◆【伊藤之彦その他】認知行動療法的カウンセリング入門WS 
http://bit.ly/2D7S1LV

講師は、弊法人の伊藤のほか、実はゲスト講師にお願いしています。認知行動療法は公認心理師試験にも何度もその要素が出題されるように、しっかり理解しておきたい心理療法です。また、エビデンスが最も充実している認知行動療法は、このように入門ワークショップを学ぶだけで、すぐに少しずつ臨床に応用していけることでしょう。公認心理師試験を受けられる方もぜひご参加ください。

B.◆公認心理師対策講座 大阪【4月28日〜30日】

*[B]公認心理師対策講座は、学割や講習割の対象となりませんので、あしからずご了承ください。

B1.◆【伊藤・浅井】公認心理師試験対策講座(事例問題を解くために!事例から学ぶ精神医学)
http://bit.ly/2Vko2al
事例問題を用いて、精神医学的知識(精神疾患、発達障害、知的障害、向精神薬など)を学んでいきます。時間をたっぷり用いて、自由に質問できるようにいたしますので、精神医学だけではなく色んな知識を身に着けていただければと思います。

B2.◆【浅井・伊藤】公認心理師試験対策講座(保健医療・司法犯罪)(特別無料)
http://bit.ly/2CRPQeX
保健医療や司法・犯罪領域の関係行政論、またそれらの分野での臨床について、公認心理師試験に出る可能性がある部分を学びます。
昨年の試験内容をもとにして、今年の試験対策を行っていきます。
無料の講座ですので、スケジュールが合う方はぜひご参加ください(ただし資料の関係上、必ず申込みフォームにて事前にお申し込みください)。

B3.◆【小山】公認心理師試験対策講座(教育・産業労働・福祉)
http://bit.ly/2VjL5SI
昨年に引き続き、人気の小山先生による教育領域、産業・労働領域、福祉領域の関係行政論、またそれらの分野での臨床について、公認心理師試験に出る可能性がある部分を学びます。昨年の試験内容をもとにして、今年の試験対策を行っていきます。ボリュームたっぷりのお得講座です。

B4.◆【浅井・伊藤】公認心理師試験対策講座(心理支援・アセスメント)
http://bit.ly/2CVA6HS
心理支援とアセスメントに関する公認心理師試験対策講座です。昨年の試験内容をもとにして、今年の試験対策を行っていきます。

C.◆実践アセスメント入門〜セラピストたちは何を見て、どうアセスメントをするのか?〜

5/12開催のIPSA臨床トレーニング講座
*[C]実践アセスメント入門講座は、学割や講習割の対象となりませんので、あしからずご了承ください。
【大阪経済大学 人間科学部教授 古宮 昇】

こちらには、講師として古宮先生のお名前しかありませんが、古宮先生のほか浅井、伊藤も講師として参加し、力動的立場、解決志向的立場、家族療法的立場、トラウマ療法的立場、認知行動療法&マインドフルネス&森田療法的立場といった様々な立場から行われるアセスメントを、ライブセッションなどで見ていただき、必要なものを取り入れられるように工夫する一風変わった講座です。

詳細は、こちらをご参照ください。
https://bit.ly/2Kv8Nuq

D.◆ストレスチェック実施者養成研修【東京7月14日(日)】

本研修により公認心理師及び歯科医師、看護師、精神保健福祉士の方もストレスチェック実施者になることができます。
また、現時点にて上記資格をお持ちでない方も、前もって本研修を受講することが可能です。
詳細は、こちらをご参照ください。
https://bit.ly/2GaT3ai

掲出中かつ募集中のトレーニング

F.■【オープンダイアローグ基礎トレーニングについて】

http://www.cp-information.com/?p=2995

G.■【マインドフルネスセミナーの開催について】

第1回マインドフルネス・ベースド・認知行動療法トレーニングコース2019
https://ipsa.or.jp/training/mindfullness/926/

3.臨床こぼれ話(浅井)

臨床を行っていると、やはり初回面接って大事だなぁと思います。
初回面接でうまくいかないと、クライエントが2回目以降の継続面接に来てくれる率がグッと下がってします。
初回面接では「ラポール形成と情報収集」が重要といわれ、家族療法では「ジョイニングと仮説設定」が重要になってきます。
ここでは家族療法の話ではなく、一般的な話をしますが、初回面接で「ここに通い続ければ良くなるかも?」と思えなければ、いくら「初回なので情報をお聞きするばかりですみません」と言っていても、開業カウンセリングでは特にお金がかかってくるので、「やっぱりやめておこう」ということになってしまいます。ですので、初回面接ではいかに「ここに通い続ければよくなる」と思ってもらうことが重要です(もちろんその後”良くする”ために努力は必要)。

つまり、初回面接ではラポール形成と情報収集だけではなく、カウンセリングにお越しになったことをねぎらうこと、症状や診断名、通院・服薬の有無、家族構成、(特に精神科系の)既往歴、これまでの解決努力やコーピングなどのうち、見立てに役立ちそうなところから聞いていくこと、それらを用いてアセスメントを行い、そのアセスメント結果(心理テストではない)を用いて、今後どのような形でカウンセリングが役に立ちそうかを伝えること、までを行う必要があります。45分〜60分で行えないことはありませんが、クライエントさんがたくさんお話されると、なかなかこの時間内ではたどり着けないこともあります。
もちろんアセスメントは完全なものでなくて構いません。そもそも完全なアセスメントなんて存在しません。その時点で可能なアセスメントをし、適宜修正を行っていくことが望まれます(認知行動療法などでのケースフォーミュレーション)。

最近、病院で患者さん側の立場を久々に経験しましたが(かかりつけ医は除く)、医師がしっかり説明してくれて、エビデンスについても示してくれると、どこかホッとする自分がいました(エビデンスはこちらから聞きました)。インフォームド・コンセントという言葉はよく使いますが、このような丁寧な説明と同意こそが、心理分野でも継続面接につながるんだと思います。

4.その他公認心理師に関する情報

つぎの公認心理師現任者講習会ですが、厚生労働省の実施要領待ち状態です。一向に来ません。
行政の手続きに、大体早くても1ヶ月、経験上は2ヶ月くらいはかかりますので、そこから1ヶ月募集期間を想定するとしても、今からすぐ実施要領が出た場合でも7月末までの開催はほぼ不可能ということになります。8月は公認心理師試験がありますので、おそらくその周辺は行いづらいことも考えると、9月以降になることが濃厚となってきました(ただし、9月から現任者講習会を行うことを確約するものではありません)。

社会福祉士や介護福祉士、精神保健福祉士など、多くの(特に厚労省系)国家資格は1月末か2月頭ごろに行われているので、公認心理師もこの5年間のうちにそれくらいの時期(大学の卒業前)に移動していくのでしょうか。知る由もありませんが、そういった可能性はあるかと思われます。

公認心理師関連情報として、なかなか新しい情報をお伝えできず残念ですが、弊法人で行う「ストレスチェック実施者養成研修」は料金も低い上に、現任者講習会でも人気だった先生方にお願いしていますので、ぜひ受けていただければ幸いです。本研修は、たった1日受けるだけでストレスチェックの実施者となることができます。人数に限りがありますので、ご希望の方は満席にならないようお早めにお申し込みください。

ストレスチェック実施者養成研修【東京7月14日(日)】

本研修により公認心理師及び歯科医師、看護師、精神保健福祉士の方もストレスチェック実施者になることができます。
現時点にて上記資格をお持ちでない方も、前もって本研修を受講することが可能です。
詳細は、こちらをご参照ください。
https://bit.ly/2GaT3ai

5.役立ち豆知識

今回はなぜかシャンプーの話をしたいと思います。シャンプーの種類も色々あります。
ドラッグストアに売っているシャンプーもあれば、百貨店やその他専門店に行かないと手に入らないシャンプーもあります。これらのシャンプーの違いにはどういうものがあるのでしょうか?

まず、シャンプー容器の裏側を見ていただくと、成分表が見つかるかと思います。日本では、食品でもシャンプーなどでも成分表示が義務付けられています。その中で一番最初に書いてある成分が、最もその商品の中で含有量が多い成分です。シャンプーは汚れを落とすことが役割ですが、シャンプーは酸性の成分を多く含むことによって、その酸で汚れを落とします。この酸が強すぎるとキューティクルを剥がしてしまい、紙が切れやすくなる危険性がありますし、逆に弱すぎるとシャンプーとしての汚れを落とす役目を果たせません。
中でも市販品でよく使われている酸は、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムですが、「硫酸」という言葉ついているとおり、強い酸性の成分と言うことができます。「ラウリル硫酸」と比べ「ラウレス硫酸」の方が酸はやや弱いそうです。
最近は、ラウリル硫酸やラウレス硫酸が「そこまで悪くない」と言われるようになっていますが、洗浄力が強い界面活性剤を使うことは、毛髪だけでなく頭皮も刺激し、かゆみの原因になったり頭皮の乾燥の原因になったりすることがありますので、敏感肌・乾燥肌の方は避けたほうがいいかもしれません。

その他にも○○酢酸、○○硝酸など、○○硫酸でないものも色々ありますので、探してみてもいいかもしれませんね。

また、以前「ノンシリコンシャンプー」が流行ったこともありました。
シリコン(ジメチコン、シクロメチコン、シロキ、シリカ、メチコンなど)はキューティクルを保護し、艶を出す成分です。シリコンが人工的なものであり、また頭皮にたまってしまう、髪の毛がベタつく、カラーリングやパーマがかかりにくい等から、ノンシリコンが一時期流行りました。
ですが、ノンシリコンシャンプ―は、カラーリングやパーマがかかりやすいが、その分傷みやすく、アイロンやドライヤーの熱から守る役割をも果たすシリコンがないため、逆に髪に悪いこともあります。

Aさんにとって良いシャンプーが、Bさんにとって良いとは限りません。自分に合うシャンプーを見つけることで(もちろんコンディショナーやトリートメントも)、美しい髪とストレスフリーの生活を手に入れましょう。

【あとがき】
ちなみに、新元号のローマ字表記は、「Reiwa」・「Leiwa」どっちでしょう。
皆様ご存知の方も多いと思いますが、公には『Reiwa』となるようですね!

その他ご要望などございましたら、弊法人ホームページのお問合せフォームから、ご意見等お寄せいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。