みなさま、突然ですがクイズです。
「古代ギリシャの哲学者アリストテレスが泥から自然発生すると考えて以来、その生き物の産卵場所は2000年以上謎であった」
さて、その生き物とはなんでしょうか?
意外と身近な生き物です。最近スーパーでよく見かけたはずです!
【あとがきに続く】
目次
1.公認心理師に関する情報
2.IPSA新着情報/心理学ニュース
3.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ
4.臨床こぼれ話
5.役立ち豆知識
1.公認心理師に関する情報
現時点で最新情報はなく、今もなお、厚生労働省からの指定待ちでございます。
また、日時について章末に前回内容を再掲いたします。
開催決定次第、HPや※メルマガ等でお知らせいたします。
(※メルマガに関して、携帯メールアドレスの登録場合や、PCメールアドレスの迷惑メール設定によっては着信しないことがありますのでご注意ください)
弊法人が昨年度実施した現任者講習会に登壇いただきました講師について、少しずつご紹介していきます。
(次回開催の現任者講習会に、ご紹介の先生方が必ずしも登壇されるわけではないことをご注意ください)
岩井 圭司 先生 兵庫教育大学大学院教授
プロフィール:
精神科の医師ですが、現在は教員養成大学で臨床心理学・精神保健学を担当しています。
専門は精神病理学、主たる関心領域はPTSDをはじめとする心的外傷関連領域、および統合失調症。
いま最も力を入れているのは、精神的被害の法廷評価、すなわち「被害者鑑定」です。
これを、刑事精神鑑定、成年後見に係る民事精神鑑定に次ぐ「第3の精神鑑定」と位置づけ、より多くの医師・心理職が積極的に裁判関与できる環境づくりをめざし、研究・啓発・提言を行っています。
この十年間で、私的鑑定を合わせると90余件の裁判に関与してきました。
臨床家としては恩師中井久夫教授のほか、中井先生を通してH.S.Sullivanに学び、また近年はM.Ericksonに私淑しています。
古宮 昇 先生 大阪経済大学 人間科学部教授・ニュージーランド国立オークランド工科大学大学院 心理療法学客員教授・開業カウンセラー(神戸)
プロフィール:
心理学博士・公認心理師・臨床心理士。
カウンセラー歴は日・米・ニュージーランド通算25年ほど。
米国州立ミズーリ大学コロンビア校より博士号取得、米国ノース・ダコタ州立ヒューマンサービスセンター子ども課心理士、南ミシシッピ心理コンソーシアム・インターン心理士、ミズーリ大学コロンビア校心理学部非常勤講師、等を経て現職。
著書 (全23冊)
・『傾聴術 ~ ひとりで磨ける“聴く”技術~』(誠信書房)
・『心の症状はどう生まれるのか』(岩崎学術出版社)
・『やさしいカウンセリング講義~もっと自分らしくなれる、純粋な豊かな癒しの関係を育むために~』(創元社)
・『怒り、さびしさ、悲しみは捨てられる!』(すばる舎)など。
杉山 崇 先生 神奈川大学教授
プロフィール:
日本認知療法・認知行動療法学会幹事、公益社団法人日本心理学会代議員、など学術団体の役職のほか厚生労働省など行政に関わる委員も務める。
著書は
『事例で学ぶ、働くひとのカウンセリングと認知行動療法・対人関係療法(金子書房)』
『これからの心理臨床(編著:ナカニシヤ出版)』『臨床に活かす基礎心理学(編著:東大出版)』
など専門書多数。また
『グズほどなぜか忙しい(ナガオカ文庫、ゴマブックス)』
『モンスター社員の心理学的に正しいトリセツ(監修:双葉社)』など一般書も多数。
NHKニュースウォッチ11、NHK偉人たちの健康診断、テレ朝・鳥羽一郎のモーニングショー、フジTV・ノンストップなどTVでの心理学解説も多数。
近年の研究テーマは脳科学と心理療法の統合、心理臨床の医療領域と産業・教育領域の統合、マインドワンダリングなど無意図の心理学的現象のメカニズムの解明。山口県下関市出身。
八巻 秀 先生 駒澤大学教授
プロフィール:
現在、同大学大学院にて臨床心理士・公認心理師養成に携わる一方、「SYプラクティス」 や「駒澤大学コミュニティ・ケアセンター」などで、心理臨床活動を行っている。
他に家庭裁判所調査官 養成課程研修 講師、東京家庭裁判所自庁研修講師、東京保護観察所スーパーバイザー、岩手県総合教育センター・スーパーバイザー、江戸川区教育相談研修講師、国立市教育委員会いじめ問題対策委員なども兼任している。
主な著書に、
「アドラー心理学 ―人生を変える思考スイッチの切り替え方―」 (ナツメ社 2015.6)
「アドラー臨床心理学入門」 (アルテ社 2015.5)
「ナラティヴ,あるいは コラボレイティヴな臨床実践をめざすセラピストのために」(共著 :遠見書房)
「いつもこころに休日を;家族と自分を見つめる心理カウンセリング54」(共著:成美堂)
「現代のエスプリ No.387;特集イメージ療法」(共著 :至文堂)
「心といのちの処方箋」(共著: 秋田魁新報社) などがある。
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【再掲】現任者講習会 実施予定日程(現時点ではまだ指定が受けられていないので、申込受付はしておりません!)
■令和元年10月11~14日 (金土日祝)(札幌市)[札幌市営地下鉄 大通駅近く]
■令和元年11月 1~ 4日(金土日祝)(大阪市)[大阪駅~福島駅周辺(梅田周辺)]
■令和元年11月28~12月1日 (木金土日)(東京都新宿区)[新宿駅周辺]
■令和元年12月 5~ 8日 (木金土日)(那覇市)
■令和2年 1月23~26日 (木金土日)(北九州市)[JR小倉駅・モノレール平和通駅近く]
*あくまで現時点での予定です。指定が必ずなされるとは限りませんのでご留意ください
*現任者講習会について、前もっての申し込み予約などはできませんのでご容赦ください。
*指定がなされた後のお申込み開始となりますので、現時点ではお申し込み開始日時をご案内できません。
開催決定次第、本ホームページ、メルマガ等にてお知らせをいたします。
2.IPSA新着情報/心理学ニュース
ストレスチェック実施者養成研修
おかげ様で、先日ストレスチェック実施者養成研修を無事終了することができました。
年間1~2回の開催を予定(東京・大阪など)しておりますので、ご興味ある方は是非次回ご検討ください。
オープンダイアローグ基礎トレーニングコース
また、オープンダイアローグの基礎トレーニングコースも開始し、無事に第1ブロックが終了しました。この基礎トレーニングコースは、2019年7月~2020年2月の間に24日間の日程を含んでいます。
来年のオープンダイアローグの基礎トレーニングコースを行う地域は未定です。今後、東京や大阪でも長期間ではない簡易版のトレーニングも検討していきたいと考えておりますので、ご興味ある方は続報をお待ちください。
3.研修会・講習会・ワークショップ等のお知らせ
一般社団法人 日本産業カウンセリング学会 第24回(関東)大会のお知らせ
https://www.jaic.jp/event/other/2019/0528/
上記より、学会のチラシをご覧いただけます(リンク先からお申込みも可能です)。
こちら、
【大会自体への参加(二日間、基調講演・シンポジウム等を含む)】以外にも、
【大会一日め、8月24日に併催される、下記研修会「のみ」での参加】も可能です。是非ご検討ください。日時:2019年8月24日(土) 10:00~12:30(受付時間 9:30~10:00)
場所:大妻女子学園 千代田キャンパス(東京都千代田区三番町12番地)
A.未来を保証するキャリア:理論と実践 講師:Marilyn E. Maze, Ph.D. (APCDA 理事)
B.産業領域におけるオープンダイアローグの可能性 講師:米沢 宏(株式会社ジャパンEAPシステムズ顧問医)井上 優子(ダウ・ケミカル産業保健師)
C.スーパービジョンの受け方・臨み方 講師:三好 真(東京女子医科大学看護学部非常勤講師)
D.キャリアカウンセリングの基礎 講師:原 恵子(日本女子大学非常勤講師)
E.対話が組織を生成する 講師:宇田川 元一(うだがわ もとかず) (埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授)
■再掲【東京:2019年8月3日】 公認心理師試験 直前対策「公認心理師試験直前対策ダイジェスト~当日1点でも多く取るために~」
日 時:2019年8月3日(土) 12時50分開場、13時15分~17時45分
場 所:ビジョンセンター田町
受講料:9,800円(うち税726円)
講 師:大浦 真一
◇詳細はこちらをご覧ください:◇お申込みはこちらから:
再掲 【通信講座】公認心理師試験対策講座
本通信講座は、インターネットを用いた動画視聴により、公認心理師資格の試験対策講座をご視聴(ご受講)いただけるサービスです。
通信講座では、3つのいずれかを選択していただけるようにいたしました。
1.基礎心理学&統計コース:基礎心理学や統計学が苦手、心配な方に。
2.職責・事例・5領域コース:公認心理師試験に特徴的なこれらの領域が心配な方に。
3.全教科コース(+今年の対策編[およそ4時間]を含む):試験範囲全体を学んでおきたい方に。また、前回の試験から予想される試験分析から対策を立てたい方に。
◇詳細はこちらをご覧ください:
https://ipsa-yobiko.com/news/1139/
掲出中かつ募集中のトレーニング
◆[家族療法入門講座(家族療法の歴史と基礎理論)] 料金:1日あたり9,500円(うち税704円)(ただし、2日連続でお申し込みの方優先)
[東京] 第1回目 場所:あすか会議室(神田小川町)
講師:浅井伸彦(国際心理支援協会)
日時:10月20日(日)9時50分-17時50分、第2回目 場所:連合会館(御茶ノ水・新御茶ノ水町)
日時:12月15日(日)9時50分~17時50分◇詳細はこちらをご覧ください:
https://ipsa.or.jp/training/family-therapy/1429/
*なお、大阪の家族療法入門講座は終了しました。来年に再度2日間の入門講座と、それにつながる初級トレーニングコース(東京・大阪)を設置する予定です。続報をお待ちください。
マインドフルネストレーニングの開催について
第1回マインドフルネス・ベースド・認知行動療法トレーニングコース2019
詳細はこちらをご覧ください:
https://ipsa.or.jp/training/mindfullness/926/
4.臨床こぼれ話
折衷的心理療法を考える
心理療法は多くありますが、ひとつの心理療法のみを行っている人よりも、折衷的に心理療法を使い分けている人が多いようです。ひと口に「折衷」といっても決して簡単ではなく、異なる理論や技法などを無理に取り入れると、1つの心理療法に拠って立つよりも逆に効果が減弱してしまうことは多くあります。ですが、折衷の仕方について教えてもらえる機会は決して多いとは言えず、難しいことを独学で学ぶこととなっています。そういった「心理療法の折衷の仕方」についてのワークショップなどを行うことも考えていますが、まだ実現はしていない状態です。
たとえば、折衷といえば精神力動で転移解釈などを行い、パーソンセンタード・アプローチの態度をとり、認知行動療法的な介入を行う、という場合が少なくないかもしれませんが、精神力動的な解釈は認知行動療法の介入には元来フィットするものではなく、認知行動療法的な介入を行うのであれば、認知行動療法に基づくケースフォーミュレーションを行わなければなりません。いずれも「なんとなく」学んで使うと、それぞれの持つ良さをどれも活かしきれない危険性があります。そういった場合には、やはり実際に折衷を行っているセラピストの事例を聴いたり、スーパーヴィジョンを行ったり、常に自らの臨床を振り返ることが必要かと思います。
来月2019年8月22日~25日に行われる日本ブリーフサイコセラピー学会 第29回群馬大会にて、「ブリーフサイコセラピー版 折衷的心理療法を考える」という自主シンポジウムを行うこととなりました。ここでは、ブリーフサイコセラピー的な心理療法に限りますが、シンポジストごとの折衷の仕方をお見せすることで、折衷のあり方について検討をしていきたいと考えています。お近くの方や、ブリーフサイコセラピー学会にご参加予定の方はぜひお越しください。
「ブリーフサイコセラピー版 折衷的心理療法を考える(8月23日(金)13:30-15:10)」
企画責任者 浅井 伸彦(一般社団法人国際心理支援協会)
指定討論者 八巻 秀(駒澤大学)
シンポジスト 浅井 伸彦(一般社団法人国際心理支援協会)
伊藤 之彦(一般社団法人国際心理支援協会)
久持 修(やまき心理臨床オフィス)
福井 義一(甲南大学)
5.役立ち豆知識
最近、暑い毎日が続いていますね。国際心理支援協会では、7月後半の2週間にわたってルクセンブルクからの実習生(大学生)を受け入れていました。彼はヴィーガンとのことで、ヴィーガンやベジタリアンなどに関して考える機会になりました。
ヴィーガンとベジタリアンの違い
ヴィーガン(vegan)とは、動物性の食品を「一切」口にしない人や食事のことで、卵や乳製品、はちみつ、魚の出汁なども食べず、もっぱら植物性の食品を食べます。多くの食事に卵や乳製品、魚の出汁が含まれているので、食べられるものがどうしても限られてしまいます。ヴィーガン料理のレストランは、最近は少しずつ増えてきていますが、東京は多くあるものの大阪ではかなり軒数は減り、都市部以外ではなかなか見つけられないのが現状です。実習生の彼に聞くと、フランスにはほとんどヴィーガンがなく(日本以下)、逆にイギリスはヴィーガンに優しい国だそうです。
それに対して、ベジタリアンとは「肉を食べない」人や食事のことで、牛肉や豚肉、鶏肉は食べませんが、乳製品は食べられます。ベジタリアンにもいくつかのタイプがあり、ペスコ・ベジタリアンは卵や魚を食べますが、ラクト・ベジタリアンはこれらも食べず、植物性食品と乳製品を食べます。
*ちなみにマクロビオティック(通称マクロビ)は、アメリカから始まったもので、健康的に生きるために、動物性食品を避けることが勧められています。ただし、完全に食べられないわけではないとか・・・
ベジタリアンやヴィーガンは、アレルギーなど健康上の理由から動物性の食品を避ける人もいますが、その他宗教上の理由や、倫理上の理由(動物の命を尊重する)でなる人もいます。
彼が実習で来る前から、たびたびヴィーガン料理のレストランにはここ数年行っていましたが、ますます興味が出てきました。みなさまも興味を持たれた方は、ヴィーガン料理も試してみてはいかがでしょうか。
【あとがき】
答えはニホンウナギです。
ごく最近、西マリアナ海嶺がニホンウナギの産卵場所であることが証明されたようです。
非常に広範な海域を根気強く調査採取していったようですね。
詳細が掲載されているURLをご紹介いたします。もしよろしければいかがでしょうか。
(東京大学プレスリリース)
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/p01_180223.html
(光村図書「ウナギのなぞを追って」のその後)
https://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyokasho/s_kokugo/interview/tsukamoto/story1.html
ちなみに、わたしは山椒多め派です。ご要望などございましたら、弊法人ホームページのお問合せフォームから、ご意見等お寄せいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。