心理臨床に関する自主シンポジウム

(発起人:工藤晋平, 事務局:国際心理支援協会[共催])

注意:本企画は、日本心理臨床学会で行う自主シンポジウムとは全く関係はありません。
2020年8月7日に企画追加分を掲示しました(本ページ)。ただし、企画者の都合等により、多少の日時の変更が行われる可能性があります。変更が行われた場合には、このページ内で変更いたしますのでご了承ください。
本企画のうち、以下の指定した5時間分の企画を大会企画シンポとし、そのシンポに5時間分出席された場合には、臨床心理士ポイント(2pt)がつく形に申請することといたしました。
・8月29日10時〜
12時 初回面接における関係づくり(2時間)
・8月29日16時〜18時 傾聴とダイアローグの基本スキルとは?(2時間)
・8月30日10時〜11時20分 マインドフルネスを臨床にどのように役立てるか(80分)
計:5時間20分(臨床心理士ポイントの申請には、最低5時間が必要であるため)

*全シンポジウムを好きに受けられる形では申請困難であるため、指定のシンポジウムのみであることをご容赦ください。
*臨床心理士ポイントを希望されるかどうかについては、8月29日より前に皆様にお尋ねする予定ですので、その際にご希望の有無とお名前をいただき、当日参加されるZOOMで出席確認いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

ご挨拶

 今年度の日本心理臨床学会大会は、COVID-19の感染拡大防止のため、オンラインでの発表を中心とした実施に変更されました。これに伴って(というほどの理由があるのかはよく分かりませんが)自主シンポジウムは中止となることが決定しています。企画を練っていた方もいらっしゃるでしょう。参加を楽しみにされていた方もいらっしゃるかもしれません。ある意味学会本体よりも自由に、活発に交流が行われる機会が失われたのは残念なことです。
実現に向けた歩みが途絶することは、そこはかとない喪失感をもたらします。怒りも湧くかもしれません。しかしながら、このような中止を前にして立ち止まって考えるに、その名の通りこれが「自主」シンポジウムであるのなら、学会によらずとも勝手に行なってもいいわけです。学会が中止を決定したからといって自主的な活動を止めなくてもいいのかもしれません。そう考えると、途絶えた道の先が開ける気がしました。

『勝手に自主シンポ』

 「自粛を要請」に並ぶ不遜な言葉ですが、もしも私たちが自由で自主的な交流を求めるのであれば、既定の枠組みから少しはみ出してみてもいいのかもしれません。「このはしわたるべからず」という立て看の、真ん中を通ってみる世界線。
 そのようなことを考えていた折りに、国際心理支援協会さんでも同様のことを(もっと真面目に)考えていることをお聞きして、この度、『心理臨床に関する自主シンポジウム』を企画する運びとなりました。

ある意味これは歴史の転換点かもしれない、と考えています。臨床家が、学会によらずに、自らの思うところ、考えるところを発信する枠組みを持てるようになるのです。もちろん学会には査読システムに代表される科学性の担保のための重要な機能が備わっています。けれども考えを共有し、交流する、学会活動の基盤を為す機能を、学会の外に自由に持てるようになるとしたら、それは大きな転換点かもしれません。参加者は誰も、歴史の目撃者でもあるのです。
 そのような誇張された謳い文句と国際心理支援協会さんの実直な事務運営とを携えて、本企画は動いています。心理臨床学会での自主シンポジウムを企画されていた方も、そうでない方も、参加を楽しみにされていた方も、そうでない方も、是非この新しい試みに参加してみてください。きっと新しい出会いが待っています。

 この企画が参加されたどなたにとっても、自由で知的な、できることなら明日の臨床につながる場となることを願っています。 発起人 工藤晋平


概要

本企画では、心理臨床に関わる内容の自主シンポジウムを募集して、8月29日(土)、8月30日(日)の二日間(時間帯は10時〜20時[最終シンポジウム開始時刻は18時〜])にわたり、オンライン開催をするものです。

つきましては、

1.各種自主シンポジウムに参加を希望される方(参加受付中)

2.自主シンポジウムを企画される方(締め切りました)

を広く募集いたします。

各自主シンポジウムの内容:広く心理臨床にかかわる内容。個別の事例を扱うことを禁止します(架空事例は可。ただし、報告する内容が架空のものであったとしても細心の配慮を行うこと)。

実施方法:Web会議システムZOOM(以下、ZOOM)を利用し、事前に参加申込者に「各自主シンポジウムのZOOMリンクURL」をお送りし、2日間のあいだ、参加を希望される自主シンポジウムに自由にご参加いただきます。また、推奨はZOOMとさせていただきますが、ZOOM以外の会議システムをご利用になることも可能です。
*ZOOMはアプリがなくてもブラウザの種類によっては視聴ができることがありますが、アプリを事前にダウンロードしておくことを推奨いたします。操作方法については、時間になった時にZOOMリンクURLをクリックする等の簡単な操作で視聴が可能ですが、こちらで作成したマニュアルもお使いいただけます。
*ZOOM以外の会議システムを用いる企画者の場合、事務局の方では操作方法などについて対応しかねますので、各企画者までお問い合わせください。

自主シンポジウムの参加資格:公認心理師、臨床心理士、医師、保健師、看護師、社会福祉士、精神保健福祉士、キャリアコンサルタントなど対人援助職の有資格者、あるいは、公務員(職業的に守秘義務を有する者)に限る。

参加費:1,000円(2日間いつでも参加可能)

自主シンポジウムの「参加者としての参加」・「企画者としての参加(締め切りました)」については、いずれも下記のリンクからお申し込みください。

心理臨床に関する自主シンポジウム申し込みフォーム


*たいへん恐縮ですが、決済方法はクレジットカードのみです。


8月29日(土)〜30日(日)のタイムテーブル(決定)


*図表内のオレンジ色部分は、大会企画シンポジウムとして「臨床心理士ポイント申請対象」のものです。これらをすべて受講することが臨床心理士ポイントの要件です。


企画一覧(開催日時順)

8月29日10時〜12時(120分)
初回面接におけるクライエントとの関係づくりと動機付けの工夫 〜発達障害、不登校、家族面接など様々な場面での対応を考える〜
企画者
:一般社団法人国際心理支援協会
シンポジスト
:伊藤之彦(国際心理支援協会)、浅井伸彦(国際心理支援協会)、小山秀之(特定非営利活動法人PeerNet)
企画概要
初回面接では、わずか数十分の間にクライエントとの関係づくりを行い、2回目以降の面接へとつなげていく必要があり、非常に重要と考えられる。
にもかかわらず、初回面接での関係づくりについて、具体的な方法や工夫については語られることは少ないのではないだろうか。本シンポジウムでは、演者らが行っている初回面接における関係づくりの工夫や、継続して来談してもらうための動機づけの工夫について紹介し、さらにフロアとの意見交換を行いたい。

8月29日11時〜12時20分(80分)
心理臨床の実践におけるスピリチュアリティー

企画者:古宮昇(カウンセリング・ルーム輝(かがやき)代表)
シンポジスト:中川一郎(大阪経済大学)、渡辺まりあ(お話し処・ゆるり庵)、古宮昇(カウンセリングルーム輝(かがやき))
企画概要
心理臨床活動の底にスピリチュアリティーが流れています。そのことは、いわゆる「スピリチュアルなもの」を信じるかどうかや、セッションでそのような話がされるかどうかには無関係です。カール・ロジャースが仮説として提出したいわゆる治療的3条件も、セラピーでよく言われる「答えは来談者の中にある」ということも、来談者のもつスピリチュアルな生命力や叡智に深く結びついているものだと考えられるでしょう。
このシンポジウムでは、特殊な能力をもつ一部の霊能力者についてや、特殊なヒーリング・メソッドなどについての話ではなく、すべての人の深いところにある精神性ともいえるようなものについて、3人の心理臨床家が心理臨床の視点からシェアします。

8月29日13時〜15時(120分)
タッピングタッチ―実践と研究およびコロナウィルス禍におけるセルフケアの紹介—
企画者:大浦真一(東海学院大学)
司会者:大浦真一(東海学院大学)
シンポジスト:中川一郎(大阪経済大学)、福井義一(甲南大学)、坪田祐季(大阪経済大学)、大浦真一(東海学院大学)
企画概要(8月4日差し替え済み)
タッピングタッチ(以下TT)とは,ゆっくり,やさしく,ていねいにパートナーの身体を左右交互にタッチすることを基本とした,ホリスティック(統合的)なケアの技法である。TTには,心理的,身体的,対人関係上の効果があるとされ,これらの効果が実証的に検証されてきた。TTは,手続きが簡便で安全に実施できることから,日常生活の中で夫婦や家族間で活用できる。また,TTにはセルフケアのバリエーションもあり,対人接触が制限されるコロナウィルス禍でも非常に有用なケアの方法になるものと思われる。
今回のシンポジウムでは,TTの実践報告,効果に関する研究紹介およびオンラインでの体験会も実施する。

8月29日14時〜15時20分(80分)
心理臨床実践におけるアドラー心理学マインドの重要性

企画者・司会者:八巻秀(駒澤大学)
シンポジスト:鈴木義也(東洋学園大学)、深沢孝之(心理臨床オフィスルーエ)、八巻秀(駒澤大学)
企画概要
「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)のベストセラーにより、自己啓発の分野で注目されたアドラー心理学(=個人心理学)ですが、精神科医であったアルフレッド・アドラーが唱えた心理学は、元来は臨床心理学であったと言えるでしょう。 本シンポジストの3名は、これまで共著として「アドラー臨床心理学入門」(アルテ)、「臨床アドラー心理学のすすめ」(遠見書房)の2冊を執筆し、さらに昨年、日本個人心理学会を設立して、アドラー心理学による臨床実践の重要性について発信を続けてきました。 今回のシンポジウムでは、アドラー心理臨床実践において重視されてきた「マインド・臨床思想」について、シンポジスト3名がそれぞれの現在の考えを述べながら、参加者の皆さんと討論してみたいと思います。ともすれば技法と理論に偏りがちな心理臨床実践において、セラピストにとって大切な柱となりうる「マインド」を、しっかりと深めていく良い機会になればと考えています。多くの方の参加を期待しています。

8月29日15時〜15時40分(40分)
ソリューション・フォーカスト・アプローチは何が有益なのか。それぞれの臨床体験から考える
企画者:梶原成子(カウンセリングオフィスSola)
シンポジスト:梶原成子(カウンセリングオフィスSola)、松本健輔(Humming bird)、平田奈々(医療法人社団温故会 直方中村病院)、高嶋通子(医療法人社団法人正仁会 明石土山病院)
企画概要
ソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)は、問題や原因に焦点を当てるのではなく、望む未来の状態(解決)に向けて、リソースや強みを活かし、様々な場面で役立つ心理療法です。開業カウンセラー、夫婦・カップルカウンセラー、スクールカウンセラー、病院心理士などの立場から自分の臨床にどのように役立ってきたのかをお伝えし、今まで体験したことのない危機(コロナ禍、災害なども含めて)に立ち向かう中で、SFAがどのようにクライアントの力になりえるのか、参加者の皆様と共に新しい可能性について討議したいと考えています。

8月29日16時〜18時(120分)
傾聴とダイアローグの基礎スキルとは?
企画者
:一般社団法人国際心理支援協会
シンポジスト
:浅井伸彦(国際心理支援協会)、八巻秀(駒澤大学)、その他調整中
企画概要
 フィンランドの西ラップランド地方で始まった「オープンダイアローグ」が知られるようになり、対話の大切さが各所で語れるようになったようである。ただ、私たち・彼らには、本当にすべての参加者が安心・安全を感じられる「対話」ができているのだろうか。
オープンダイアローグには7原則や12要素が存在するが、ロジャーズの中核三条件が誤解されることが少なくないように、これらも「(自らが)理解している、守れている」と思うことは足元をすくわれることにつながるかもしれない。本シンポジウムでは、ロジャーズに始まる「傾聴」や、オープンダイアローグで重視される「対話」について、オンラインでの対話を通じて再考する機会としたい。

8月29日18時〜20時(120分)
司法心理療法の夜明け
企画者:工藤晋平(名古屋大学、心理療法室ともしび)
司会者:工藤晋平(名古屋大学、心理療法室ともしび)
シンポジスト:下郷大輔(島根あさひ社会復帰促進センター)、中村大輔(神戸臨床心理カウンセリングルーム研心音)、野口千里(加古川刑務所)、淺田慎太郎(NPO法人風の家・たちメンタルクリニック・甲南大学)
企画概要
非行・犯罪の問題に対する精神分析的アプローチである「司法心理療法」は、無意識からのアプローチを取る一方、法や秩序、裁判への対応など社会との接点を越えて仕事をしている。
本シンポジウムではこうした方法を取る臨床家の実践を報告し、このアプローチを紹介したい。下郷と野口は、刑務所の中の仕事を紹介し、なぜ精神分析的視点を求めたのかという点から精神分析的視点の有用性と必要性を論じる。淺田は、出所者の社会復帰支援施設における実践を紹介し、日常生活のケアにおける精神分析的視点を論じる。最後に中村が、開業設定の実践を紹介し、問題を過去の成育史と関係性の文脈から捉える意義について論じる。
本シンポジウムは他にもいるに違いない、司法心理療法に関心を寄せる人々に「私たちはここにいる」と告げるものである。

8月29日18時〜19時20分(80分)
不登校へのオンラインカウンセリングの可能性
企画者:武田正文(島根県スクールカウンセラー)
シンポジスト:武田正文(島根県スクールカウンセラー)、中村洸太(東京都スクールカウンセラー)
企画概要
オンラインにおける不登校支援の実践事例をご紹介します。
SNSなどを利用した告知方法、Zoomを使った集団療法などの取り組みをはじめたところです。
現段階での工夫や苦労、これからのビジョンについてご紹介します。
オンラインにおける臨床をご検討しておられる先生方はぜひご参加ください。

8月30日10時〜11時20分(80分)
マインドフルネスを臨床にどのように役立てるか
企画者:一般社団法人国際心理支援協会
シンポジスト:伊藤之彦(国際心理支援協会)、小山秀之(NPO特定非営利活動法人PeerNet)
企画概要
近年、マインドフルネスという概念が心理療法の中に取り入れられている。一般的にマインドフルネスという用語には、特定の介入技法と、それによって達成することができる心理状態といった2つの意味がある。心理状態としては、「今現在にオープンな気づきを向け、思考や感情に捕われず、判断せず、ありのままを受け入れる状態」を指している。そして、その介入技法としては、マインドフルネス認知療法や、アクセプタンス&コミットメントセラピー等を始め、一般的には瞑想法を指すこともある。マインドフルネスがテレビ番組や雑誌などで、ストレス対処法として紹介されることもあり、その使い方として汎用性が高いことが示される。今回、マインドフルネスを知らない参加者でも理解が深められるように、基本的な知識から伝え、臨床場面においては、どのような対象に、どのように用いられているかを紹介する予定である。マインドフルネスの使い方について、対話を通し、有意義な時間としたい。マインドフルネスに少しでも関心がある方々の参加を期待している。

8月30日13時〜15時(120分)
心理職の開業の苦労と工夫

企画者:一般社団法人国際心理支援協会
シンポジスト:浅井伸彦(国際心理支援協会)、北川清一郎(心理オフィスK)、岡村優希(京都CBTセンター)
企画概要
私設相談領域は、いわゆる公認心理師/臨床心理士の主要5領域には含まれないが、きわめて臨床的な営みである。
大学院教育や学会などで教わる機会は極めて少なく、うまくいかず悩むことは当然のように思われるが、いわゆる「自己責任論」によって封殺されることが少なくない。教師が教育領域、医師が医療領域、社会福祉士が福祉領域という自らの領域を持っている中、横断する資格ともいえる公認心理師/臨床心理士も「心理領域」としての私設相談領域とより向き合うべきではないだろうか。
本シンポジウムでは、開業心理師の苦労や乗り越えてきた工夫について、シンポジストから話題提供を行い、今後の私設相談領域についての対話を行いたい。

8月30日13時〜13時40分(40分)
今後の心理職によるアウトリーチ活動の支援

企画者:金田一賢顕
シンポジスト:原田眞理(Psychological Outreach Assistance Project)、鶴田信子(Psychological Outreach Assistance Project)、高橋健一郎(Psychological Outreach Assistance Project)、金田一賢顕(Psychological Outreach Assistance Project)
企画概要
我々のプロジェクトは、これまで阪神淡路大震災や東日本大震災後に、被災地および県外避難者の心のケアおよび研究を行ってきた。主に自然災害を対象としたアウトリーチ活動(特に心理職)の支援をしている。また、さまざまな職種(弁護士・医師、保健師、社会福祉士、精神保健福祉士など)との連携も行っている。本シンポジウムでは、これまでのプロジェクトの活動および研究成果を紹介すると共に、COVID-19の影響も含めて、今後期待される心理職によるアウトリーチ活動のあり方について考えることを目的とする。

8月30日14時〜15時20分(80分)
過渡期transitionにある心理臨床業界を生き残る:ウィニコットとレイン
企画者・司会者
:筒井亮太(たちメンタルクリニック)
シンポジスト:筒井亮太(たちメンタルクリニック)、三脇康生 (仁愛大学大学院)、細澤仁(フェルマータ・メンタルクリニック)、日野映(みはるの杜診療所)
企画概要
派閥に属さなかったウィニコットと反精神医学の旗手レイン。両者には師弟関係という以外にもいくらかの接点があります。当時の主流派に対して「自分の頭で考えた」視点を提示したこと。精神病理の一端に親子関係や家族力動を捉えたこと。従来の心的支援が及ばない人々にケアを届ける必要性を説いたこと。
専門知や権力、地域性や脱中心性、未来の心理臨床、真に開かられた援助とは。仏国精神医療や現代思想に造詣の深い三脇先生と、精神分析の思考を現場で活かす細澤先生に加え、若手代表の日野先生による鼎談を設定しました。鼎談後、フロアを交えたやり取りを加え、最終的に開かれた議論になればと思います。

8月30日15時〜16時20分(80分)
セラピーにおける関係性の重要性について
企画者
:鈴木孝信(赤坂クリニック、杏林大学)
シンポジスト:鈴木孝信(赤坂クリニック、杏林大学)、西田正憲(せとぐち心療内科クリニック、芳龍福祉会)
企画概要
当シンポジウムでは,セラピーにおける関係性の重要性について議論する。第一の話題として,セラピーにおける共通要因理論について紹介する。特に, Wampoldらが提唱する「コンテキスト・モデル」 (2015)について述べ,セラピーにおいて共通要因がどのように役に立つかを議論する。
次に、心理療法「ブレインスポッティング(BSP)」(Grand, 2013)を紹介し,来談者を観察すること,見守ること,そしてそれらを維持する態度(同調)について議論する。
最後に,関係性における重要な役割を占める共感について,レビューを行い,臨床的に有効な共感の高め方,活用の仕方をまとめたTIPモデル(Suzuki, 2020)について紹介する。

8月30日18時〜20時(120分) 
心理支援とコンパッションーその意義を考えるー
企画者:浅野憲一(目白大学)
司会:樫村正美(日本医科大学)、川崎直樹(日本女子大学)
シンポジスト:浅野憲一(目白大学)、川崎直樹(日本女子大学)、末武康弘(法政大学)、上地雄一郎(岡山大学)
企画概要
近年、コンパッション (思いやり、慈悲) は、心理的支援の重要な要素として注目を集めており、様々な心理的問題への支援や介入に活用されつつある。一方で、コンパッションは本来、特段に新しい概念ではなく、人間の生活を支える要素として日常的に大切にされてきたものでもある。本シンポジウムではまず、コンパッション・フォーカスト・セラピーを中心に、日本国内でのコンパッションによる心理支援を紹介する。次に、来談者中心療法・フォーカシング、精神力動論・メンタライゼーション・アプローチの専門家から忌憚ない討論をいただき、コンパッションに焦点を当てた心理療法の課題や発展性について議論したい。


自主シンポジウムの参加方法(企画はせず参加のみ

専門家の秘密保持義務を守る観点から、参加資格を下記の形に限定させていただきます。

参加資格:公認心理師、臨床心理士、医師、保健師、看護師、社会福祉士、精神保健福祉士、キャリアコンサルタントなど対人援助職の有資格者。
あるいは、公務員(職業的に守秘義務を有する者)に限る。

参加方法
2020年8月24日23時59分までに下記の「参加申込フォーム」で参加申込の上、クレジットカード決済を行ってください。クレジットカード決済が確認された方に、2020年8月29日・8月30日に開催される予定の各シンポジウムのタイトルや企画者、シンポジスト、シンポジウム概要などの情報とZOOMリンクURLを、2020年8月27日までにお送りします。
注意:自主シンポジウムでは、個別の事例を扱うことを禁止しております。ただし、個人情報や秘密保持義務(守秘義務)にかかわることが万が一あった場合であっても、それらの情報は各参加者は厳格にその秘密を守るようにお願いいたします。個別の事例を扱うなど違反がみられた場合には、本ページ下部にある連絡先までご連絡ください。

8月27日までに、2020年8月29日・8月30日に開催される予定の各シンポジウムのタイトルや企画者、シンポジスト、シンポジウム概要などの情報とZOOMリンクURLを、全ての参加者(シンポジストの企画者含む)にお送りします。2020年8月29日・8月30日の当日、朝10時〜19時までの時間帯で、事前に送られたメールにある各自主シンポジウムが開催されます。参加を希望される自主シンポジウムのZOOMリンクURLを用いて、ウェブミーティングやウェビナーに自由にご参加ください。なお、シンポジウムは両日ともに複数が行われる予定ですので、そのシンポジウムの定員に満たない限り、いくつでもご参加いただくことが可能です。

自主シンポジウムの「参加者としての参加」・「企画者としての参加」については、いずれも下記のリンクからお申し込みください。

心理臨床に関する自主シンポジウム申し込みフォーム


*たいへん恐縮ですが、決済方法はクレジットカードのみです。


自主シンポジウムの参加方法(企画者の方)

各自でZOOMのウェブミーティングやウェビナーのスケジュールを行うとともに、参加するためのZOOMリンクURLと、企画者の名前、企画タイトルを記載したメールをお送りいただく依頼メールを、gakkai.ipsa@gmail.comから致します。

8月27日までに、2020年8月29日・8月30日に開催される予定の各シンポジウムのタイトルや企画者、シンポジスト、シンポジウム概要などの情報とZOOMリンクURLを、全ての参加者(シンポジストの企画者含む)にお送りします。


事務局
一般社団法人国際心理支援協会 
心理臨床に関する自主シンポジウム係
gakkai.ipsa@gmail.com
(本件に関するお問い合わせはお電話ではなく、
必ず上記のメールアドレスに、メールにてお願いいたします)