心理臨床に関する自主シンポジウム

(発起人:工藤晋平, 事務局:国際心理支援協会[共催])

注意:本企画は、日本心理臨床学会で行う自主シンポジウムとは全く関係はありません。
2020年7月15日に第1回の企画一覧を掲示いたしました。次は7月31日、8月7日に企画追加分を掲示予定です。
本企画のうち、いくつか指定した5時間分の企画を大会企画シンポとし、そのシンポに5時間分出席された場合には、臨床心理士ポイント(2pt)がつく形に申請を検討しています(どのシンポ5時間かは未定)。次回7月31日頃の掲示時に明らかにしたいと思います。
*すべてのシンポジウムを好きに受けられる形では申請が難しいですので、指定のシンポジウムのみとなることをご容赦ください。


8月29日(土)〜30日(日)のタイムテーブル(暫定・7月15日時点)

・自主シンポジウムの企画については2020年8月3日23時59分まで受け付け、8月7日頃にすべての企画を掲示する予定です。
・企画があまりに少ない状態では、参加のご検討が難しいと思われますので、既に企画いただけるご回答を得たもののうち、日時やタイトル、抄録、シンポジストなどが未確定であるものについても掲示させていただくこととなりました。決まり次第、情報を追加してまいります。
[企画者募集] 続けて自主シンポジウムの企画を受け付けいたしますので、7月25日(第2回企画締切)、8月3日(第3回企画締切)を目処に、ふるってお申し込みください。
[参加者募集] ご参加希望もお待ちしております(参加費は1,000円で、2日間自由にご参加いただけます)。

[日時・抄録等未定分]
8月29日11時〜(80分)
心理臨床の実践におけるスピリチュアリティー

企画者:古宮昇(カウンセリングルーム輝(かがやき)代表)
シンポジスト:中川一郎(大阪経済大学)、古宮昇(カウンセリングルーム輝(かがやき))、渡辺まりあ(お話し処・ゆるり庵)

ウィニコットとレインに関するシンポジウム(企画検討中)
企画者:筒井亮太

心理職の開業の苦労と工夫(企画検討中)
企画者:一般社団法人国際心理支援協会

自然回帰、自己治癒力を支えるセラピー(企画検討中)
企画者:一般社団法人国際心理支援協会


企画一覧(開催日時順)

8月29日10時〜(120分)
初回面接におけるクライエントとの関係づくりと動機付けの工夫 〜発達障害、不登校、家族面接など様々な場面での対応を考える〜
企画者
:一般社団法人国際心理支援協会
登壇者
:浅井 伸彦(一般社団法人国際心理支援協会)、伊藤 之彦(一般社団法人国際心理支援協会)、小山 秀之(特定非営利活動法人PeerNet)
企画概要
初回面接では、わずか数十分の間にクライエントとの関係づくりを行い、2回目以降の面接へとつなげていく必要があり、非常に重要と考えられる。
にもかかわらず、初回面接での関係づくりについて、具体的な方法や工夫については語られることは少ないのではないだろうか。本シンポジウムでは、演者らが行っている初回面接における関係づくりの工夫や、継続して来談してもらうための動機づけの工夫について紹介し、さらにフロアとの意見交換を行いたい。

8月29日13時〜(120分)
タッピングタッチ―研究と実践—(仮)
企画者:大浦真一(東海学院大学)
シンポジスト:福井義一(甲南大学)、中川一郎(大阪経済大学)、坪田祐季(大阪経済大学)
企画概要
タッピングタッチ(以下TT)とは,ゆっくり,やさしく,ていねいにパートナーの身体を左右交互にタッチすることを基本とした,ホリスティック(統合的な)ケアの技法である。TTは,シンプルで安全に実施でき,簡単に習得可能であるため,日常生活において,夫婦や家族間で活用することもできる。また,実施時間も10~15分と短いことから,子どもから高齢者までの幅広い層の誰もが手軽に取り組める技法でもある。TTには,1)心理的,2)身体的,3)対人関係上の効果があるとされ,これらの効果が実証的に検証されてきた。
今回のシンポジウムでは,TTの効果に関する研究を紹介するとともに,TTの実践の紹介とデモンストレーションを行う。

8月29日14時〜15時20分(80分)
心理臨床実践におけるアドラー心理学マインドの重要性

企画者:八巻秀(駒澤大学)
シンポジスト:八巻秀、その他調整中
企画概要:調整中

8月29日15時〜(40分)
ソリューション・フォーカスト・アプローチは何が有益なのか。それぞれの臨床体験から考える
企画者:梶原成子(カウンセリングルームSola)
シンポジスト:梶原成子(カウンセリングルームSola)、松本健輔(Humming bird)、平田奈々(医療法人社団温故会 直方中村病院)、高嶋通子(医療法人社団法人正仁会 明石土山病院)
企画概要
ソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)は、問題や原因に焦点を当てるのではなく、望む未来の状態(解決)に向けて、リソースや強みを活かし、様々な場面で役立つ心理療法です。開業カウンセラー、夫婦・カップルカウンセラー、スクールカウンセラー、病院心理士などの立場から自分の臨床にどのように役立ってきたのかをお伝えし、今まで体験したことのない危機(コロナ禍、災害なども含めて)に立ち向かう中で、SFAがどのようにクライアントの力になりえるのか、参加者の皆様と共に新しい可能性について討議したいと考えています。

傾聴とダイアローグの基礎スキルとは?
企画者
:一般社団法人国際心理支援協会
登壇者
:浅井伸彦(一般社団法人国際心理支援協会)、八巻秀(駒澤大学)、その他調整中
企画概要
 フィンランドの西ラップランド地方で始まった「オープンダイアローグ」が知られるようになり、対話の大切さが各所で語れるようになったようである。ただ、私たち・彼らには、本当にすべての参加者が安心・安全を感じられる「対話」ができているのだろうか。
オープンダイアローグには7原則や12要素が存在するが、ロジャーズの中核三条件が誤解されることが少なくないように、これらも「(自らが)理解している、守れている」と思うことは足元をすくわれることにつながるかもしれない。本シンポジウムでは、ロジャーズに始まる「傾聴」や、オープンダイアローグで重視される「対話」について、オンラインでの対話を通じて再考する機会としたい。

8月29日18時〜(120分)
司法心理療法の夜明け
企画者:工藤晋平(名古屋大学、心理療法室ともしび)
シンポジスト:下郷大輔(島根あさひ社会復帰促進センター)、中村大輔(神戸臨床心理カウンセリングルーム研心音)、野口千里(加古川刑務所)、淺田慎太郎(NPO法人風の家・たちメンタルクリニック・甲南大学)
企画概要
非行・犯罪の問題に対する精神分析的アプローチである「司法心理療法」は、無意識からのアプローチを取る一方、法や秩序、裁判への対応など社会との接点を越えて仕事をしている。
本シンポジウムではそうした臨床家の実践を報告し、このアプローチを紹介したい。下郷と野口は、刑務所の中の仕事を紹介し、なぜこれを求めたのかという点から精神分析的視点の有用性と必要性を論じる。淺田は、出所者の社会復帰支援施設における実践を紹介し、日常生活のケアにおける精神分析的視点を論じる。最後に中村が、開業設定の実践を紹介し、問題を過去の成育史と関係性の文脈から捉える意義について論じる。
本シンポジウムは他にもいるに違いない、司法心理療法に関心を寄せる人々に「私たちはここにいる」と告げるものである。

8月30日18時〜(120分) 
心理支援とコンパッションーその意義を考えるー
企画者:浅野憲一(目白大学)
司会:樫村正美(日本医科大学)、川崎直樹(日本女子大学)
シンポジスト:浅野憲一(目白大学)、川崎直樹(日本女子大学)、末武康弘(法政大学)、上地雄一郎(岡山大学)
企画概要
近年、コンパッション (思いやり、慈悲) は、心理的支援の重要な要素として注目を集めており、様々な心理的問題への支援や介入に活用されつつある。一方で、コンパッションは本来、特段に新しい概念ではなく、人間の生活を支える要素として日常的に大切にされてきたものでもある。本シンポジウムではまず、コンパッション・フォーカスト・セラピーを中心に、日本国内でのコンパッションによる心理支援を紹介する。次に、来談者中心療法・フォーカシング、精神力動論・メンタライゼーション・アプローチの専門家から忌憚ない討論をいただき、コンパッションに焦点を当てた心理療法の課題や発展性について議論したい。


実施方法:Web会議システムZOOM(以下、ZOOM)を利用し、事前に参加申込者に「各自主シンポジウムのZOOMリンクURL」をお送りし、2日間のあいだ、参加を希望される自主シンポジウムに自由にご参加いただきます。また、推奨はZOOMとさせていただきますが、ZOOM以外の会議システムをご利用になることも可能です。
*ZOOMはアプリがなくてもブラウザの種類によっては視聴ができることがありますが、アプリを事前にダウンロードしておくことを推奨いたします。操作方法については、時間になった時にZOOMリンクURLをクリックする等の簡単な操作で視聴が可能ですが、こちらで作成したマニュアルもお使いいただけます。
*ZOOM以外の会議システムを用いる企画者の場合、事務局の方では操作方法などについて対応しかねますので、各企画者までお問い合わせください。

自主シンポジウムの参加資格:公認心理師、臨床心理士、医師、保健師、看護師、社会福祉士、精神保健福祉士、キャリアコンサルタントなど対人援助職の有資格者、あるいは、公務員(職業的に守秘義務を有する者)に限る。

参加費:1,000円(2日間いつでも参加可能)

自主シンポジウム企画を行う場合:+1,000円(40分枠、80分枠、120分枠のいずれかからお選びいただけます)

(例)
タイトル「心理臨床における◯◯について」8月29日10時〜10時40分 [40分枠] 企画者:心理太郎 シンポジスト:心理太郎、心理花子
概要:〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(200字以内)
*ZOOMのリンクURLは、申込み者に対して個別にメールでお送りします。

自主シンポジウムの「参加者としての参加」・「企画者としての参加」については、いずれも下記のリンクからお申し込みください。

心理臨床に関する自主シンポジウム申し込みフォーム


*たいへん恐縮ですが、決済方法はクレジットカードのみです。


 

事務局
一般社団法人国際心理支援協会 
心理臨床に関する自主シンポジウム係
gakkai.ipsa@gmail.com
(本件に関するお問い合わせはお電話ではなく、
必ず上記のメールアドレスに、メールにてお願いいたします)