家族療法入門講座(2024年7月20日開催,オープンダイアローグ基礎トレーニングと合同)
家族療法とは、心理療法の第4の潮流といわれるもので、深層心理よりも「コミュニケーションの相互作用」に注目するものです。従来の心理療法ではあまり行われることのなかった「カップル面接」や「家族面接」を得意とします。
「不登校」や「ひきこもり」など、御本人がカウンセリングに来られない場合にでも、ご家族など関係者の方とのカウンセリングでも変化を促すことが可能とされます。家族療法にも様々な種類がありますが、ここでは主に「システム論的家族療法」といわれる最も典型的な家族療法をメインにして、事例等も交えながら全体像をご紹介します。
アメリカでは、LMFT(認定結婚・家族療法士)という州資格が存在したり、同じく州資格のLCSW(認定臨床ソーシャルワーカー)でも、家族療法で用いるシステム論的視点は重要視されていますが、日本では精神分析、認知行動療法、来談者中心療法に比べてまだまだ知名度は高くありません。
教育・医療・福祉・産業・司法・開業どのような分野においても、このようなコミュニケーションに関する視点は重要ですので、心理職の方に限らず、医師、看護師、ソーシャルワーカー、教員など様々な方のご参加をお待ちしております。
日時:2024年7月20日(土) 11:00-17:00(うち1時間は昼休憩)
場所:オンライン(Zoom)
講師:浅井伸彦(一般社団法人国際心理支援協会)
受講資格:精神科医(心療内科含む)・精神科以外の医師・ 心理職・看護師・ソーシャルワーカー・小中高教員など・その他対人援助職
定員:97名
受講料:10,000円(税込)
[国際心理支援協会OD基礎トレーニング修了者]5,000円(税込)
※臨床心理士ポイント(2pt付与)申請予定