「全ての支援者に知ってほしいトラウマ『ケア』、トラウマ治療を安全に行う『トラウマ治療の準備』」
第1回 2025年11月14日(金)19時〜21時
「トラウマインフォームドケアとトラウマ治療の狭間(はざま)〜レスポンシブケアの重要性〜」
第2回 2025年12月19日(金)19時〜21時
「トラウマ治療を行う専門家が気をつけていること〜全ての支援者に役立つトラウマを悪化させないコツ〜」
第3回 2026年1月16日(金)19時〜21時
「すべての人にトラウマはある?〜全ての支援者、初学者が学ぶべき『姿勢』と『具体的手法』」
【場所】オンライン(Zoom)
【講師】浅井伸彦、三瓶真理子
【受講料】無料
【定員】97名⇒497名⇒997名(さらに定員を増加しました。これ以上の定員増加は予定しておりません)
【お申込み方法】
無料オンライン公開講座「トラウマケア」お申し込みフォーム (以下注意事項をお読みください)
※2025年9月28日現在、定員に達しました。今後もお申し込み受付はいたしますが、11月14日の当日、空きがある場合にのみ開始時間にメールにてZoomリンクをお送りします。無料開催の場合、実際参加されない方もかなり多くなりやすいことから参加できる可能性はございます。そのため、開始は5分ほど遅らせる可能性がありますのでご了承ください。
※既にお申し込みいただいた方には全員ご参加いただけるようにいたします。
※当日に参加いただけない方へのアーカイブ提供については未定です。ライブでの開催を基本としています。
【概要】
以下のような方々におすすめです。
-トラウマケアに関心はあるが、専門家は目指さず普段の支援で最低限の知識やマナーを知りたい方-
普段は心理職をはじめとした支援職として働いているが、最近「トラウマケア」や「トラウマ治療」、「ポリヴェーガル理論」などをよく聞くようになり、支援の中でトラウマをお持ちの方にどう接すればいいか、何に気をつけたらいいかを悩んでいる方へ。
全てのネガティブな経験がトラウマになるわけではありません。とはいえ、ほとんどの人(あるいは全ての人)は意識的か無意識的かにかかわらず、大なり小なり、多かれ少なかれ何らかのトラウマをお持ちであるといえるでしょう。つまり、「トラウマを持っている人の支援はしない」と割り切ることはできません。そのため、私たち心理職(支援職)は、トラウマ専門の治療者でなくても、トラウマに関する最低限の知識や態度を持ち、対象者となる方々に接する必要があります。また、支援者自らがトラウマを持っていて、それにより対象者に影響を与えている可能性についても理解しておくべきでしょう。
トラウマインフォームドケア(TIC)は、そのようなニーズに応えてくれるものですが、さらに実践的に支援に活かしていくとなると、トラウマレスポンシブケア(TRC)の視点も重要です。これらTICとTRCの両方を学ぶことで、対象者にとって脅威とならないよう、またケアとなるように一緒に学びましょう。
【トラウマ治療者や目指している方が、臨床を安定して行うための土台づくりを行いたい方】
トラウマ治療として有名なセラピーには、持続エクスポージャー療法(PE)、EMDR、認知処理療法(CPT)、ソマティック・エクスペリエンシング(SE™)などがあり、他にも様々なトラウマセラピーが存在します。
ただ、トラウマを積極的に扱うということは、トラウマを活性化させてしまうことにつながりやすく、ある程度安心して安全にトラウマを扱うためには時間や努力を要します。また、これらトラウマセラピー(あるいはトラウマケア)に共通する要素としては、急いでトラウマ治療に入るのではなく、入念な準備を怠らないということがあります。とはいえ、この入念な準備を行うことを主眼とした研修はほとんど見受けられません。PEやEMDR、CPTなどのトラウマセラピーがトラウマスペシフィックケア(TSC)にあたると考えた場合、トラウマレスポンシブケア(TRC)にあたる部分の研修が少なく、その入念な準備を行わないままトラウマセラピーを行うことで、トラウマセラピーが逆効果になってしまうことが考えられます。
そこで、本研修ではこのトラウマレスポンシブケア(TRC)、あるいはトラウマ治療で言われるところの「準備段階」にフォーカスすることで、トラウマ治療を専門的に行っている方、専門家を目指す方が安心して安全にクライエントにかかわれるようになることを目指します。TIC⇒TRC⇒TSCという土台から積み上げていく形の学びが、結果的に早く実力を伸ばしていくことにつながっていくのではないでしょうか。
【講師紹介】
浅井伸彦:一般社団法人国際心理支援協会 代表理事。認定専門公認心理師・臨床心理士。オープンダイアローグ国際トレーナー。MEDI心理カウンセリング東京/大阪と2箇所のカウンセリングオフィスで、トラウマ治療や家族、カップル関係を中心としたカウンセリングを行っている。
これまで学んだトラウマ技法は、EMDR、TFT、自我状態療法、ホログラフィートーク、内的家族システム、ボディコネクトセラピー、Brainspotting、ソマティック・エクスペリエンシング®など。
その他、家族療法(システムズアプローチ)、ソリューションフォーカストアプローチ、ナラティヴ・セラピー、オープンダイアローグなど。
三瓶真理子:EASE Mental Management代表。公認心理師・臨床心理士。日本心理療法統合学会理事。ソマティック・エクスペリエンシング®プラクティショナー。主に働く成人を対象としたトラウマ治療やカウンセリング、コーチングを行っている。
これまで学んだトラウマ技法は、ソマティック・エクスペリエンシング®、DARe、EMDR、TFT、ホログラフィートーク、ボディコネクトセラピー、Brainspottingなど。その他、AEDP™️、エモーションフォーカストセラピー、認知行動療法、ソリューションフォーカストアプローチ、コンパッションフォーカストセラピーなどを組み合わせてセラピーを行っている。







