研修概要
[家族療法入門]
家族療法は、数多くの心理療法の中でも珍しい「症状や問題を持つ(とされている)本人がいなくても介入できる」「複数人面接でも個人面接でも柔軟に対応のできる」もので、カリフォルニアのパロアルトから始まりました。
不登校やひきこもりなどご本人の来談が難しい場合、保護者やその他関係者が一人で来談しても対応ができ、また家族関係や親子/夫婦/カップル関係、社内の人間関係などの人間関係の不和についても、家族療法のモノの見方で対応することができるものです。誰かを悪者にして考えるのではなく、人間関係のことを「(コミュニケーションを継続する)システム」として捉え、その悪循環によって問題が固定されてしまっているところを、悪循環を切断して異なるコミュニケーションの循環をつくり出すことで、これまで消えずに維持されていた「問題」とされていたことや「症状」に変化を生じさせることのできるアプローチです。
現実社会では、悩みを持っているご本人が相談に行けず、周りの方が悩んでしまうケースや、家族・カップル・職場関係など利害関係のある当事者同士では話が前に進まず、悪循環に陥ってしまうことはよくあります。家族療法のセラピストはそこに第三者という立場でかかわっていきます。
このようなアプローチを一緒に学んでみませんか?
[解決志向アプローチ入門]
解決志向アプローチは、家族療法の兄弟姉妹のような心理療法といわれています。
多くの場合、何か問題が生じたら「問題を分析」して解決しようとしがちです。ですが、問題について考えれば考えるほど深みにはまってしまい、逆に解決から遠のいてしまうことは少なくありません。
そこで、解決志向アプローチでは逆転の発想として、「問題のない例外を探す」ということをしたり、どうなったら解決といえるかの「解決像」を構築していきます。家族療法が悪循環を切断するのに対して、解決志向アプローチの中では「好循環を構築していく」ことを目指します。その結果、問題を完全になくすことが難しい、あるいは不可能な場合でも、そのことが気にならない程度になったり、例外を探し、構築していく中で、いつのまにか例外がもはや例外でなくなることがあります。問題の原因が何だったかわからないうちに、何故か症状や問題が解消してしまうこともあります。
以上のように、解決志向アプローチはこれまで問題にフォーカスを当てていたところを変えて、良いところや例外、よりよい未来というところにフォーカスを当ててみることで、良循環の生成を促していく変わったアプローチです。
このようなアプローチを一緒に学んでみませんか?
開催概要
※臨床心理士ポイント申請予定 (2pt)。
※講義部分のみアーカイブ配信あり。実習部分については個人情報保護の観点からカットする予定です。
受講料
各講座ともに8,000円 [税込]
対象
- 対人援助職すべての方
- 当事者やそのご家族の方も参加可能
お申し込みフォーム
※お申し込み締め切り:7月28日0時0分
講師紹介
浅井 伸彦(一般社団法人国際心理支援協会 代表理事)
認定専門公認心理師・臨床心理士。オープンダイアローグ国際トレーナー。MEDI心理カウンセリング東京/大阪と2箇所のカウンセリングオフィスで、トラウマ治療や家族、カップル関係を中心としたカウンセリングを行っている。
システムズアプローチによる家族療法や解決志向アプローチを学び、2016年〜2018年に行われた「第1回オープンダイアローグトレーナーズトレーニング」に参加し、アジアでは初めてのオープンダイアローグ国際トレーナーとなった。主な書籍に「はじめての家族療法(北大路書房)」「はじめてのオープンダイアローグ(北大路書房)」「オープンダイアローグとコラボレーション(遠見書房)」がある。
皆様のご参加をお待ちしております。
一般社団法人国際心理支援協会







